第16話

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2020/10/28 09:06
ころんの母
あらあなたちゃん。具合どう…?
あなた

あ、大丈夫です!

ころんの母
そう!晩御飯作ったんだけど食べれそうになかったら無理して食べなくて大丈夫だからね!
あなた

はい!

私たちはダイニングテーブルの椅子を引く
ころんの母
あ、いい忘れてたんだけどね、
ころんの母
明日。お葬式なのよ
ころんの母
だから学校に休みの電話入れておくわね
あなた

あ…お願いします!

忘れてた
そうだ
お母さんはもういないんだ
ころんの母
ころんもよ
ころん
え?!僕も?!
ころんの母
あんた色々お世話になったじゃないの!
ころん
そうだね
ころんの母
それにあなたちゃんも知ってる人がいた方が安心するでしょう?
あなた

はい!ありがとうございます!

-食後-
あなた

ごちそうさまでした!

あなた

すっごくおいしかったです!

ころんの母
本当?うれしいわ
ころん
じゃああなたはお風呂入ってきなよ
あなた

いいの?先入って

ころんの母
いいわよ!
あなた

じゃあお言葉に甘えて!

私は服と下着を持ってお風呂場に向かった
がちゃ
私は服を脱ぎ綺麗に畳む
きぃぃ
ちゃぽん
私はゆっくりと湯船に浸かった
あなた

はぁ…

あなた

まさかころんが私の事…好きなんて…/////

みるみる顔が赤くなっていく
あなた

ころんはあぁ言ってくれたけやっぱり嫌われちゃったよね…

あなた

それになーくんはあんりのこと好きそうだったしな…

また胸がぎゅぅっと苦しくなる
あなた

なんで恋ってこんなに辛いんだろ…

私は湯船に半分顔を沈めぶくぶくと息を吹いた
私は身体と髪の毛を洗い丁寧に髪を拭く
腰あたりまである髪の毛は雫をぽたぽたと垂らす
きぃぃ
私は身体を拭き服を着る
がちゃ
あなた

おばさん!お風呂上がりました!

ころんの母
気持ちよかった?
あなた

はい!

ころんの母
じゃあころんも早く入ってきなさい!
ころん
ほーい!
え?
ころん入るの?!
って当たり前か…
じゃなくて!!
湯船に毛が浮いてたらどうしよ……/////
恥ずかしいイィ
そんなことを考えリビングに向かった

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