ころんは私に抱きついてくる
ころんは私の幼なじみだ
小学校のころに親が離婚して私は転校してしまった
ころんはえへへと笑う
同い年なんだ…
大人な雰囲気だから
もう少し上かと思ってた…
知らない間にしえりは他の人たちと仲良くなっていた
ジェルくんは私たちのものまで頼んでくれた
そこからしばらくお喋りをして楽しんだ
パンケーキも凄くおいしかった
私はなーくんに腕を掴まれる
思わず間抜けな声を出してしまう
そう言われ小さなメモ紙を渡された
私はびっくりして
あまり頭が回らなくなってしまった
なーくんはこちらを見てにこにこしながら手を振っている
思わず私も振り返す
私はさっき渡されたメモ紙をじっと見つめて
しえりと別れて家に帰った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。