第4話

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2020/10/24 04:53
ころん
も、もしかして…あなたって…
ころん
笠井あなた…?
あなた

うん!

ころん
うそ!
ころんは私に抱きついてくる
ころんは私の幼なじみだ
小学校のころに親が離婚して私は転校してしまった
あなた

ころんはなんでこの町に?

ころん
僕は…なーくん達がいるから
ころんはえへへと笑う
あなた

なーくん…?

ころん
太陽のこと!
あなた

あ、なるほど。ななもりさんだから!

ななもり
やだな。なーくんって呼んでよ‪w
あなた

なーくん…ってなんか馴れ馴れしくないですか?

ころん
同い年だし大丈夫っしょ?‪w
同い年なんだ…
大人な雰囲気だから
もう少し上かと思ってた…
知らない間にしえりは他の人たちと仲良くなっていた
しえり
えーー!遠山高校なの?!
ジェル
せやでー!
あなた

遠山?!

さとみ
?どうかした?
あなた

それって…今度うちの学校と合併するとこじゃ…

莉犬
え?!じゃあ山谷高校?
しえり
うん!
るぅと
すごい奇遇!
ななもり
だからいつもあそこのバス停で降りてたんだ
あなた

はい!

ななもり
あなたちゃん
あなた

?なんですか

ななもり
敬語やめよ…?
ななもり
同い年だし…さ
あなた

はい!わかりました!

あなた

じゃなくて…わかった!

ジェル
あ!店員さーん!
ジェルくんは私たちのものまで頼んでくれた
そこからしばらくお喋りをして楽しんだ
パンケーキも凄くおいしかった
あなた

じゃあ…私たちはそろそろ帰るね!

ななもり
待って!
私はなーくんに腕を掴まれる
あなた

へっ?

思わず間抜けな声を出してしまう
ななもり
これ。連絡先
そう言われ小さなメモ紙を渡された
あなた

あ…りがと…

私はびっくりして
あまり頭が回らなくなってしまった
しえり
ばいばーい
なーくんはこちらを見てにこにこしながら手を振っている
思わず私も振り返す
私はさっき渡されたメモ紙をじっと見つめて
しえりと別れて家に帰った

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