声をかけても誰も居ない
一人住むには大きすぎる一軒家
私は窓辺に寄りかかって
お母さんに向かって話すんだ
ジョングクの家とは反対の窓辺に寄りかかって
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・
下駄箱を開けると上履きがない
イタズラが小学生かよ
自分が見て来てって言ったくせに
ジョングクも素直になればいいのに
そう言う私も素直になれないんだけどね
すると空き教室に連れてかれる
どうせ上履きのことだろ
ネーミングセンス無さすぎ
まただ、キム先生
はいっと言われて見せられたのは
私の名前が書いてある上履きで
するとイェナは走り去ってしまった
すると椅子を目の前に置き出す
面倒くさくなりそうだから
大人しく椅子に座る
するとキム先生がまた屈む
すると反射的に立ってしまう
何そのシュチュエーション恥ずかしいよ
上履きを急いで履いてると
キム先生の口からまた恥ずかしい言葉が出てくる
昨日と違うのは
胸が少し高鳴ったこと_________
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!