第4話

.."人形"
476
2018/03/25 06:38
あれから、私は


"偽"涼介に質問を沢山していた時だった。




おい、山田涼介、今なんて言ったんだ。
秘密を言ったな?おい!!!
偽涼介の胸ぐらを掴み、叫び怒りを上げている男の人。

この声は前の人と同じだと、すぐに分かった。
お嬢ちゃん、ごめんね、こいつは破壊させてもらうよ。
じゃあ。
と言いながら、涼介を引っ張っていくんだ。


偽の涼介だとしても、私の記憶が入っている涼介だ。

名乗っているだろうと、関係ない。



私は男の人に向かって叫んだ。

「待ってください!!破壊って、どうゆう事ですか!!教えて下さい!涼介を返して!!」


と。私は叫んだ勢いで悲しみが溢れ出した。


偽の涼介…本当の涼介は?
行方不明の後だし…何処にいるの?


上の人、?は何故涼介を作ったの??


破壊は破壊だよ、こいつからも聞いただろ?
ただの人形だ。もうこいつはこの世界に居ちゃ駄目なんだよ。わかってくれ。
と、言葉を投げ捨てるように言い
あのビルへと、涼介を連れて行ってしまった。


もう涼介と会えないのか、どうしよう
と考えた。

また涙が溢れてきて、




その日から1ヶ月、私はおかしくなってしまった。
そして…1ヶ月後… _______ 。

プリ小説オーディオドラマ