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2021/12/04

第10話

信用
「着いたぞ」
シュルりと目の布と耳栓が外された。
久しぶりの光で目が慣れない…
あなた「うぅ………」
「ちょっと手荒だったか?」
目が慣れてくるとここは部屋…?
どこかの一室?
「そーいえば俺名乗ってなかったな」
あなた「いや…あの…」
「俺は灰谷竜胆。職業は…まぁ色々やってる」
あなた「はぁ…あのいつ帰して」
竜胆「とりあえず飯か。まぁお前いるし作るか」
あなた「………あの!」
竜胆「なに?」
あなた「もういい加減にしてください!!早く私を元の場所に返してください!!」
もうさっきから勝手に話を進めてくるけど!!
竜胆「無理」
あなた「なら早く私を……はぁ?」
竜胆「だから言ったじゃん」
あなた「何を?」
竜胆「結婚するって」
あなた「そんなの受け入れるわけないじゃん!!会ったのが昨日で私はあなたの記憶がない!連れてこられた意味も分かんない!とっと帰らせてよ!」
言いたいことが全部言えてゼーハーゼーハー息が荒くなった。
竜胆「ふーん…じゃあ聞くけどよ」
あなた「なに?!」
竜胆「帰らせてって言うけどどこに帰るつもり?ねぇんだろ帰る場所。なぁ?あなた」
あなた「なんで私の名前…」
竜胆「調べもんは得意分野なもんでな。それよりあんのかよ帰る場所」
あなた「………………………」
竜胆「ないならここにいていい。家賃はいらねぇし飯も送り迎えもしてやる。なんなら仕事をやめてもいい。どうだ?」
あなた「…………私はあなたが信用出来ない」
竜胆「信用か……なら」
ドンと重たい音が机に響いた。
あなた「?!?!?!」
あの人が机に置いたのは………拳銃
竜胆「これで俺を殺せばいい」
あなた「あなた…一体なに…?!」
竜胆「お前が信用するためなら命預けてやる。信用がなくなったら殺せよ。お前が逃げても俺はお前を追いかけんだから。」
あなた「狂ってる…」
竜胆「まぁな。でも信用の為なら安いもんだ」
あなた「もし私が今ここから逃げたらどうなんの?」
竜胆「追いかける。なんならどこ行っても逃がさねぇけどな」
あなた「…………条件付きでならいい。拳銃は…」
竜胆「条件ね。拳銃は使い方教えてやる。殺されんなら1発がいいしな」
あなた「条件は………………」
冷たい部屋で私は淡々と話した。