あなたside
ビュッ!!!!!!!!!!!!
なんて威力なのよっ、、、
木にあたるっ!!!!
ブワッ!!!!!!!!
ズザザザザ!!!!!!!!!!!!
飛ばされた勢いで木にぶつかって死ぬかと思ったっ、、、
ザクッ、、、
地面に刀を突き刺して、ゆっくり立ち上がった。
グラ、、、
、、、うまく立てないっ、、、
立っていられないほどでは無いけど、
歩くのが困難だ、
それに、
キィ、、、、、、ィィン、、、、、、
耳鳴りがするようになってきた。
あれ、、、私、どっちから来たんだっけ、、、
分からない、、、覚えてない、、、
どうしようっ、、、
フラ、、、
立ち止まってる暇はない。
とにかく、勘で進むしかっ、
効率が悪いってことは十分分かってるけど
今の私にはこの方法しかなかった。
ザッザッ、、、
善逸はもちろん、
炭治郎や伊之助は、大丈夫なのかな、、、
森の中をさまよい走る途中、色んなことを考えた
ザッ、、、ザッ、、、
分からない、、、
誰が、どこにいて、
今自分が一体どこにいるのか、、、
全くわからなくなってしまった。
その時だった。
私の目線の先で、誰かが横たわっているのが見えた
1人じゃない、、、
大勢の人が横たわっていた。
ザザッ!!!!
急いでその人達の元へ駆け寄り、状態を確認した
地面に力なく横たわっていた人は、全員、
私と同じ隊服を身につけていた。
こんなに大勢、
ざっと二十人はここで亡くなってるっ、、、
ここで亡くなっていた隊士は全員無傷で、
毒の作用も無い綺麗な状態で亡くなっていた。
死因が分からない状態で、
鬼殺隊士二十人余りが亡くなってる。
この人達からなにかヒントをっ、、、
仲間の死を無駄にしないためにも、
何か分かることはっ、、、
ぁ、、、
声、、、
隊士「ぁ、、、にげ、、、て、、、」
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。