ズバババババッ!!!!!!
ボトボトっ!!!!
とっさに出した技で腕を切り刻んだ。
異能の鬼「へぇ、お前、、、なかなか腕が立つなぁ、」
異能の鬼「ますます喰いたくなってきた、、ニヤ」
厄介だ。どうやって頸を斬ればいい?
頸の部分は分厚い手に覆われ、隠れている。
異能の鬼「俺は手鬼。この山に50年
放り込まれている異能の鬼だ、、、」
手鬼「お前はここに来た稀血の子供の中で
一番美味そうな稀血だな、、、」
手鬼「どうせ俺に喰われる身だ、、、
大人しく死に喰われた方がいい、、、ニヤ」
こんなとこで死んでられない。
私は、これから鬼殺隊に入って
家族の仇を取らないといけない。
手鬼「へぇ、、、」
手鬼「なら、」
そう言って手鬼は身体中に張り付いていた手を広げ
手鬼「殺して喰うまでだ!!!!!!!!!!!!」
ビュッビュッ!!!!!!!!!!!!
五本の手が私達に向かって鋭く伸びてくる。
シャリンッ!!!!!!
ズバババババッ!!!!!!
ズガガガガガガッ!!!!!!
ボトボトッ!!!!!!
戦うとは言ったものの、
私と清乃は6日間まともに寝られず、
一日の半分以上飲まず食わずで行動していたから
体力はもうほとんど残っていなかった。
その時、
ズガガガガガガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
突然私達の立っていた地面の下から鬼の手が生えて、
大きな手に掴まれてしまった。
手鬼「大したことないなァ、、、」
手鬼「あれだけ威勢が良かったのに、、、」
手鬼「体力はもうそこを尽きてるってとこか、、ニヤ」
ギリギリ、、、
掴む力をじわじわと強めてくる。
刀を、振れないっ、、、
このまま、喰われちゃうの、?
清乃はいきなり生えてきた手に当たり、
肩から血を流している。
手鬼「稀血を喰うのは5年ぶりか、、、」
手鬼「久々のご馳走だなァ、、、ニヤ」
手鬼「5年前に喰ってやった
稀血の剣士も美味かったなァ、、、」
手鬼「さぁ、お前は今から俺に喰われるんだ、、、」
手鬼「もっと恐怖と憎しみに満ちた顔を見せてよ、、、」
手鬼「もっと美味しく感じるからさ、、、ニヤ」
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。