第42話

~桜の花弁の如く~
2,487
2021/01/19 13:09
善逸side










ストンっ!!!!!!!!





我妻 善逸
我妻 善逸
?!



女隊士の足元に一本のかんざしが突き刺さった。





すると、





ブワァッ!!!!!!!!!!!!!!!!
我妻 善逸
我妻 善逸
!!!!!!!!



簪から弾けるように桜色の斬撃が飛び出した。











ジュウウッ!!!!!!!!





ギャアアッ!!!!!!!!





桜色の斬撃は、女隊士を鬼から守るように弾け飛び


鬼の皮膚をいた。



突然の攻撃に驚いた鬼は、少し後ずさりする。







その瞬間、







???
???
桜の呼吸、壱ノ型
???
???
桜楼舞いおうろうまい




ズバババババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!









我妻 善逸
我妻 善逸
、、、







鬼のくびは一瞬にして体から斬り離され、




綺麗な放物線を描いて地面にちた。







我妻 善逸
我妻 善逸
すごい、、、



一切無駄のない動き、、、






一定の歩幅、乱れない呼吸、そして、






決してぶれない太刀筋、





美しく柔らかく舞を舞うように鬼を斬るその姿は






桜の花弁のようだった。






???
???
大丈夫?



そう言ってその子は腰を抜かしてしまった


女隊士に手を差し伸べた。






女隊士「あ、、、うん。大丈夫っ。」
    「ほんとに、ありがとうっ。」
女隊士「桜間さん。」
桜間(あなた)
桜間(あなた)
いえ。
我妻 善逸
我妻 善逸
!!!!!!!!



桜間、、、




我妻 善逸
我妻 善逸
あなた、ちゃん、、、?
桜間(あなた)
桜間(あなた)
、、、?




気づかなかった。





暗闇で分からなかったわけじゃない。






音だ。







音が全く違う。








あの時の、、、



最終選別の時の音と、、、






その人の性格を表す音が、






全く変わっていた、





我妻 善逸
我妻 善逸
っ、、、





この短期間でここまで音が変わる人を初めてみた。








最初に会った時は、鈴を転がしたように


優しくて暖かい、楽しい音がしていたのに、








今の音は、




雨雫が水の上に堕ちるように暗く沈んだ、




寂しい音がする、、、



桜間(あなた)
桜間(あなた)
っ、、、!!



ダッ!!!!!!!!


我妻 善逸
我妻 善逸
あ、!!!!
 



あなたちゃんは俺を見るなり、



その場から逃げるように立ち去ってしまった。




女隊士「桜間さん?!」




我妻 善逸
我妻 善逸
あのっ。



女隊士「はい、?」



我妻 善逸
我妻 善逸
あの人のこと、、、
少し聞かせてくれませんか、?














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👺終わり方が毎度毎度おかしいのは私が1番よく
分かってるんですぴえん🥺

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