あなたside
次の日、
午前中の鍛錬が終わった後の事だった。
あなた。清乃。
話がある。
すぐ終わるから、
こっちへこい。
はい!!
はい!!
なんだろう、、、
自分の部屋へ帰ろうとしていた足を師範の方に向け、
師範の元へ走った。
二人は今までよくこの鍛錬に耐え、
頑張ってきた。
、、、?
、、、?
お前達を最終選別に
行かせようと考えている。
!!!!!!
ほっ、ほんとですか?!
ああ。
最終選別は一週間後だ。
行くか行かないかは
お前達で決めればいい。
行きます!!!!
行きます!!!!
私も清乃も迷いはなかった。
そうか。
なら、一週間後、
お前達を最終選別に連れていく。
この一週間は無理に新しいことを
覚えたりせず、細かな部分を修正
しながら選別に向けて体の状態を
万全にしておけ。
はい!!!!
はい!!!!!!
_______________
👺少し飛びます✩.*˚
一週間後______________________________
今日は最終選別当日。
朝早くからドタバタと準備のために屋敷を駆け回る。
準備は出来たか。
出来ました!!
出来ましたっ!!
そうか。
そろそろ行きますね!!
ああ。
師範は門の前まで見送ってくれた。
それじゃ、
、、、ちょっと待て。
?
?
師範は私達の頭に、ぽんと手を置いて、
気をつけて行ってこい。
お前達なら大丈夫だ。ニコ
師範がふわっと小さく笑った。
っ、、、はいっ!!!!
行ってきますっ!!
師範に見送られながら、私達は最終選別が行われる
藤襲山へと向かった。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!