第83話

焦りとアルミン
2,034
2021/10/09 08:33
凄まじい爆発が、調査兵と建物を薙ぎ倒した
あなた

ッ…!!

目を開ける


そこには、調査兵の死体と…


超大型巨人が…!!
すぐさまアンカーをさし、エレンたちの元に行く
瓦礫がすぐ後ろに落ちていく


初めてだ。


ここまで、巨人を怖いと思ったのは。



あなた

ッお前ら!!

アルミン・アルレルト
あなた!?生きてたの!?
あなた

間一髪、他の調査兵が俺の上に乗ってて…なんとか…

アルミン・アルレルト
でも、やっぱり火傷が…
あなた

火傷なんてどうでもいい…!
おそらく、壁の向こう…リヴァイ達も苦戦してる!どうするか速く考えねぇと!!

くそッ!あいつらに主導権が握られてる!!

アルミンは焦って頭が働いてねぇ!

どうすりゃいい…!!

!!
あなた

時間がねぇ!!

アルミン・アルレルト
ッ!!
アルミンの身体がビクリと震える

同時に俺を見るその目が泳ぎ始めた。
あなた

俺は指示できる人材じゃない!
アルミンは焦ってる!

あなた

こんなボーッと見てる暇なんてないんだ!壁の向こうでお前らの憧れるリヴァイ兵長や勇敢な兵士!

あなた

片腕取れても人類の自由を取るために必死こいて頭回してるエルヴィン団長!!

あなた

俺たちがすべきことはなんだ!!考えろ!!

あなた

アルミンは下を向いた


…無駄か
あなた

ジャン、今だけはお前が指揮官だ。

ジャン・キルシュタイン
は、ハァ!?
あなた

アルミンが動かないなら意味はない。大した事もしないくせに、唯一の武器である頭を捨てた時点で終わりだ。

ミカサ・アッカーマン
あなた…!!!
あなた

悪いがミカサ、内乱を起こす暇なんてない。
それに、事実だろ。

ミカサ・アッカーマン
ッ…
あなた

そういう事だ。
ジャンどうする。

ジャン・キルシュタイン
ッ…
あなた

…アルミン、

アルミン・アルレルト
ごめん…
あなた

何も言ってない。

アルミン・アルレルト
あなた

言っておくがさっきの事を訂正することなんてない。それは曲げない。

あなた

ただ、これで今自分がどんな状況に陥ってるかは分かったな?

あなた

焦るな。自我を持て。

あなた

さっき言ったことは確かに事実だ。
だが、アルミンがその武器である頭を持った時、ここの誰よりも強い。それも事実だ。

アルミン・アルレルト
あなた

着いてきたければ来ればいい。
ただ、着いてくるからには5分以内に指示を出せ。それまではジャンが指示を出す。

あなた

以上!ジャン、どうする!!

ジャン・キルシュタイン
ッ叫べエレン!!
これ以上ベルトルトを壁に近づけるな!
エレンーー巨人
ウォォォォォォォォ!!
ジャン・キルシュタイン
気づいた!
あなた

いや…

ジャン・キルシュタイン
なッ!!無視かよ…
ベルトルトが壁に…!
コニー・スプリンガー
どうすんだよジャン!!
このままじゃ!!
ジャン・キルシュタイン
わかってるよ!!
エレン!ノッポの足を止めるぞ!
エレンが走り出す
コニー・スプリンガー
けどよ!どうやってアイツを倒せばいいんだ!!
サシャ・ブラウス
蒸気の熱風で立体起動は無力化される…!ですよね!!
ジャン・キルシュタイン
分かってるっての!
だから今は…何でも試すしかねぇ!



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主
観覧数70000…!
主
いや、マジで…本当にありがとうございます!

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