.
？「ねぇ！」
？「君もこの場所が好きなんやね…！」
.
『……違う…』
『優莉…違うよね…っ』
『優莉はそんな人じゃないよ…』
.
？「私とあなたはずっとずっと大親友だからね！」
.
『酷いよ…ｯｯ！！』
.
〜現在〜
『ﾊｯ』
…
『そういえば夢…だったな。』
そうだ…私、記憶を取り戻すためにここで…
…それにしても。
『……』
"ゆうり"って誰…？
大親友って…？
…でも、じゃああれは…
あの「酷いよ」って言葉はなに、？
『、一体なにが―…ｯｯ？！』
痛い…痛い…っ
前にもこんな頭痛…
『！』
そうだ…
.
〜回想〜
謙杜「あなた？！」
『いたい…痛いよｯ…』
あの時と同じ…【episode29(前の垢)】
.
〜現在〜
『痛ｯｯい…』
『うう"ｯ』
"あはははっw"
"まじウケるんですけどww"
『！そうだ…』
、わかってしまった。
私自身の過去を…
『優莉…』
……このことだけは、思い出したくなかったんだけどな。
菜々side
菜々「…」
なに…どういうこと…。
"消える"って一体…っ
菜々「それっどういう意味ですか…」
私がそう言うと、神楽様はしばらく間をあけてこう言った。
神楽(…この世界の住人にも"時間"というものがある。)
神楽(それは知っておるじゃろ？)
菜々「…はい。」
菜々「"ブレスレットの消滅"…ですよね。」
神楽(…その通り。)
神楽(…駿佑が初めてここに来た時〜…)
.
駿佑「…」
神楽(ここは死後の世界。)
神楽(詳しいことは案内人に聞いたはずじゃ。)
神楽(さ、お前さんの望みはなんだ。)
駿佑「望み…」
神楽(なんでもいい。)
駿佑「…なんでもいいんですよね？」
神楽(あぁ。)
駿佑「、俺には忘れられない…忘れる訳にはいかない
"恋人"がいるんです。」
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました！