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第9話

取引
俺が目を瞑った瞬間、カランという音がして目を開けた。
英 緋瞳
英 緋瞳
なっ..!!
床に落ちた注射器。
驚愕を隠せない英。
呼吸を整える綺羅良。

―そして―
鹿沼 毬杏
鹿沼 毬杏
あなた君...尾野さんを解放して
英を抑える鹿沼
英 緋瞳
英 緋瞳
離しなさいよっ!!!
あなた

なんでここに!?

鹿沼 毬杏
鹿沼 毬杏
いいから...早く
俺は言われるままに綺羅良の拘束具を外した。
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
ありがっ...とぉ..
英 緋瞳
英 緋瞳
離せよっ!!!貴様ッ!!!
暴れる英を微動だにせず後ろから固める鹿沼。
鹿沼 毬杏
鹿沼 毬杏
早く逃げて
あなた

どこに行けばいい!?

鹿沼 毬杏
鹿沼 毬杏
自分で考えて
あなた

くそっ!

とりあえず綺羅良に制服のジャケットを羽織らせて、その場から逃げた。
逃げるにも、俺や綺羅良の家は英の支配下にある。
安全とは言い難い。
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
だからって私の家!?
あなた

ごめんって!

藤澤の家なら安全だったので、少しの間世話になる事にした。
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
どうりでさっきから風呂場から変な声が...
とりあえず風呂場を貸してもらった綺羅良は全身が敏感で、喘ぎ声を発してしまう。
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
んっ...はぁぁっ..
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
今日は親が遅いからしばらく居てもいいけど…さすがに泊まりは無理よ..?
あなた

分かってる…

どうすれば…
鹿沼 毬杏
鹿沼 毬杏
私に任せて
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
鹿沼さんっ!?どこから!?
鹿沼 毬杏
鹿沼 毬杏
.........私の家に来て
どこからともなく現れ、英を捕まえてくれたと思ったら、またどこからともなく現れた。
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
私...尾野さんとは色々あったし…できれば鹿沼さんにお願いしたいわ..
あなた

本当に...良いのか..?

鹿沼 毬杏
鹿沼 毬杏
ええ
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
お風呂...ありがとう...
綺羅良がタオルを巻いて出てきた。
藤澤とは気まずそうに目を合わせない。
鹿沼 毬杏
鹿沼 毬杏
尾野さんも来る..?
綺羅良に事情を説明すると、不可解そうな顔で頷いた。
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
よく分からないけど...
ピンポーン....ピンポーン....
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
誰か来からちょっと外すわね?
あなた

あ、ああ

ガチャッ
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
えっ?
藤澤が部屋から1歩出た瞬間に家の扉が開いた。
英 緋瞳
英 緋瞳
あなた...綺羅良ァ...
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
ここは私の家...よ.....
英を先頭に、執事やメイドが入り込んでくる。
鹿沼 毬杏
鹿沼 毬杏
っっ....急いで私の手を取って
あなた

は...?

意味が分からない。
英が廊下をズンズン進んでくる。
鹿沼 毬杏
鹿沼 毬杏
早くっ!!!
あなた

はいっ!!?

尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
えっ!!?
もうどうにでもなれという一心で手を握ると、見覚えのない景色が広がっていた。
鹿沼 毬杏
鹿沼 毬杏
私の家
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
しゅっ....瞬間移動!?
鹿沼 毬杏
鹿沼 毬杏
へっ....なわけ
鹿沼にしては珍しいバカにしたような笑みを浮かべた。

一方、藤澤の家では
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
出てってよ!
英 緋瞳
英 緋瞳
.......今のは..私の幻覚かしら
執事
いえいえとんでも確かに3人居ました。
奴隷と綺羅良様ともう1人。
英 緋瞳
英 緋瞳
藤澤蝶舞...説明しなさい
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
私にも分からないわよ!
英 緋瞳
英 緋瞳
まあいいわ...あなた....人質になりなさい?
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
は...?嫌に決まってるでしょ!
英 緋瞳
英 緋瞳
決定事項なのよっ!
英はハンカチを取り出し、藤澤の口に突っ込んだ。
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
ふごっ!!
英 緋瞳
英 緋瞳
おやすみ
数時間後...

綺羅良が改造された部屋で拘束されていた藤澤は目を覚ます。
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
ん...んうっ!?
英 緋瞳
英 緋瞳
おはよう
これからあなたの体を改造してあげる…じっくりとね♡
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
ん"ーーん"!!!
藤澤の猿轡を外し、ポケットから藤澤のスマホを取り出す。
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
それっ…返して
英 緋瞳
英 緋瞳
パスコード
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
ねえ離してよ
英 緋瞳
英 緋瞳
パスコード
英は藤澤のブラのホックに手をかける。
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
...0316
英 緋瞳
英 緋瞳
......あなたにテレビ電話かけるわね。
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
やめてっ!!!お願いだからっ!!!
英 緋瞳
英 緋瞳
助けてもらうチャンスなのよ?
今すぐにでもテレビ電話をかけられる画面を見せつける。
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
でも...あなたくんが犠牲になるんでしょ...
英 緋瞳
英 緋瞳
綺羅良でも良いわ…
ほら...因縁の相手なんでしょ?
貶めたっていいじゃない
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
っ....あなたくんには手を出さないで.....
英 緋瞳
英 緋瞳
さすが学級委員♪
リズムよく音が流れて、応答待ちの画面へと変わる。
英は藤澤をバックに自撮りのポーズを取る。
藤澤は目を背けた。
あなた

もしもし藤さっ....英..様....

英 緋瞳
英 緋瞳
藤澤さんを改造するか、綺羅良を寄越すか…
選んで?
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
嫌ぁっ!!!
私もう行きたくない!
画面越しに綺羅良が震える。
英 緋瞳
英 緋瞳
藤澤さんは無関係なのに可哀想ねぇ...
あなた

お前....

英 緋瞳
英 緋瞳
英様でしょう?
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
ね..ねぇあなたくん..
綺羅良さんを犠牲にしよ?
震え声で訴えかける。
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
嫌だよ....綺羅良嫌だよ...
英 緋瞳
英 緋瞳
早くしないと....
藤澤のブラを外す。
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
いやぁっ!!
英 緋瞳
英 緋瞳
藤澤さんが痛い目に会うわよ?
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
はははっ!!ざまあみろっ!!!
ねっ切ろ?あなたくん
藤澤のショーツが脱がされる。
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
いやぁ...見ないでぇ..
英 緋瞳
英 緋瞳
あららぁ...泣いちゃった
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
その女好きにしなさいよ!
あなた

綺羅良...

綺羅良を見放す訳じゃない。
でも藤澤は巻き込みたくない。今更手遅れだが。これ以上は...。
鹿沼 毬杏
鹿沼 毬杏
私に任せて
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
へぇ...?
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
は...?アンタ何言って
鹿沼 毬杏
鹿沼 毬杏
家は好きに使ってていい。
私に任せて。
あなた

いくら鹿沼でもっ...薬は!

鹿沼 毬杏
鹿沼 毬杏
大丈夫だから
あなた

でもっ!

鹿沼 毬杏
鹿沼 毬杏
大丈夫だから
そう言うと、最初からそこには居なかったかのように姿を消し、画面の向こうに現れた。
英 緋瞳
英 緋瞳
はあぁっ!?
鹿沼 毬杏
鹿沼 毬杏
こんな事しちゃだめ
高校生で
高校生関係ないだろと突っ込みたくなったところで、英が倒れて、カメラアングルが変わった。
鹿沼 毬杏
鹿沼 毬杏
解放の儀
得意気にそう言って人差し指を掲げると、拘束具が解け、藤澤はその場に着地した。
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
へ....へ..?
鹿沼 毬杏
鹿沼 毬杏
ちちんぷいぷい
お洋服出てこい
藤澤を光が包み込み、藤澤の制服に身を包んだ。
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
どういう事...?
鹿沼 毬杏
鹿沼 毬杏
さあ手を取って
藤澤が黙って手を取ると、俺たちの目の前に現れた。
鹿沼 毬杏
鹿沼 毬杏
ただいま