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第5話

救世主⇔ご主人様
綺羅良が振り下ろした手には包丁は無い。
もちろん俺が取ったからだ。
あなた

藤澤...帰れ

藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
う...ん
ガチャン
藤澤は逃げるように帰っていった。
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
なんで邪魔したの?
あなた

殺したらもっとまずくなる。
藤澤だけじゃなく警察から邪魔が入るぞ。

尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
そ...っか
こいつはカッとなるとやっちゃうタイプか。
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
好きだよ…あなたくん
私だけを見てて...
あなた

それは無理かもな…

尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
何で…?
あなた

綺羅良の事が好きだから泊めてるんじゃない
仕方なく泊めるしか無かっただけだ

尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
じゃあ好きになったら私だけを見てくれる?
あなた

分からん

とりあえず包丁を台所に直しに行った。
どいつもこいつもめんどくさい。
あなた

とりあえず、そこが尾野の部屋だから、荷物とかそこに。
布団も用意してあるから。

尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
ふふ...ありがとう
あなた

晩飯まで好きにしててくれ

尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
好きにしていいの?
あなた

常識の範囲内d

腹に鈍痛が走った。
あなた

ぐっ!!

その場にへたり込んでしまう。
重い腹パンだ。本当に女子なのか。
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
へへへ...動けないでしょ..?
あなた

い...ったい

呼吸すら苦しい。
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
大丈夫...少し寝てもらうだけだよっ!
あなた

がふっ!

もう一発。
逆に目が覚める。
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
っ...!!
押し倒され、腹部に綺羅良が座り込んだ。
あなた

なん..だよ

尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
目が覚めたら...教えてあげるっ!
首を締められ、逃れようと必死に綺羅良の腕を掴んでどけようとしたり、足をバタつかせたりしてみるが、綺羅良は微動だにしない。
あなた

かは...あ"..

尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
クラクラしてきた...?
してきた。
音が小さくなっていく。
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
おやすみぃ〜...
綺羅良の不敵な笑みも遠のいて、そのままストンと意識が消えた。


目が覚めたのは、綺羅良の笑い声を聞いてからだった。
数時間たっていたらしく、外は真っ暗だ。
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
おはよ...
ここは綺羅良の部屋か。
俺は手足を縛られてうつ伏せに寝かされていた。
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
んー!
目の前には椅子に拘束され、口にガムテープを貼られた藤澤がいた。
あなた

藤...澤..?

尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
今から尋問を始めまーす!
藤澤の後ろでニコニコしながら握りしめたカッターをカチカチと弄んでいるのは綺羅良だ。
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
あなたくん!この女とはどういう関係?
あなた

初対面の..クラスメイト

藤澤も勢いよく頷いていた。
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
じゃあー..なんで家にいたの?
あなた

俺が綺羅良をいじめてたって勘違いされて、家まで真相を聞きに来た

早口になってしまう。
藤澤はまた頷く。
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
じゃあー...この女には興味無い?
あなた

無い...むしろめんどくさいと思ったくらいだ

尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
じゃあ殺してもいい?
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
ん"ーーー!!!
藤澤はガタガタと椅子を揺らして必死に意思を示そうとする。
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
うるっさいなぁ!
綺羅良は藤澤の手の甲にカッターで切り傷をつけた。
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
んっ!!
藤澤は暴れるのをやめ、手の甲から滲み出る血を眺めた。
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
あなたくん...殺してもいい?
あなた

もしダメだと言ったら?

尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
私が死ぬよ...
二人とも動けないから餓死するよね…
ふふっ!!1人の命と2人の命...天秤にかけるまでも無いよね!
きゃははっと笑う綺羅良。
藤澤は助からないのか…?
そう悩んでいた時
ピンポーン
インターホンが鳴った。
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
....誰よ
誰か呼んでるの?あなたくん
あなた

覚えがない。宅急便も来るはず無いし。

尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
とりあえず私が出るね。
綺羅良が部屋を出て玄関へ向かった。

しばらくして扉の開く音がした。
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
入ってくるなぁっ!!
綺羅良の叫び声がして、不審者かと思った。
ドアを開けたのは綺羅良だが、強引に入ってきたのだろうか。
英 緋瞳
英 緋瞳
この私に刃を向けるなっ!この無礼者がっ!
あなた

なんで英が...?

尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
これ以上入って来るな!
綺羅良を押しのけて進もうとしているのだろうか。
英 緋瞳
英 緋瞳
私に命令しないでくれるかしら?
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
うるさい!
英 緋瞳
英 緋瞳
うるさいのはあなたよ?
そもそも私はあなたに用があってきたの。
なんであなたが居るのかしら。
俺に用が...?
だんだん足音と声が近づいてくる
英 緋瞳
英 緋瞳
あら?
藤澤さんとあなたくんではありませんか…
あなた

助けてくれ!

英 緋瞳
英 緋瞳
なんで私が助けなければならないの?
あなた

なんでもする!

英 緋瞳
英 緋瞳
ほう..?
ならいいでしょう
英は俺のロープを解こうと近づいてきた。
その後ろで綺羅良がカッターを振りかぶった。
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
死ねぇっ!!
あなた

英っ!

英は素早く半回転し、綺羅良の手を手の甲で弾くと、カッターは綺羅良の手から抜け、床に刺さった。
英 緋瞳
英 緋瞳
停学処分でも退学処分でもできるわよ?
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
ぐっ...!!
綺羅良は自分の荷物を持って、家から出て行った。
英 緋瞳
英 緋瞳
さて、なんでもすると言いましたよね?
あなた

あ、ああ

英 緋瞳
英 緋瞳
1つ、英様と呼びなさい
あなた

...はい

英 緋瞳
英 緋瞳
2つ、私には常に敬語を使いなさい
あなた

...はい

英 緋瞳
英 緋瞳
3つ、私の奴隷になりなさい
あなた

はぁ!?

その瞬間、頭を踏まれた。
英 緋瞳
英 緋瞳
返事は「はい。分かりましたご主人様」でしょう?
あなた

ちょっ...それは

英 緋瞳
英 緋瞳
じゃあこのままここで2人とも息絶える?
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
んぅ...
あなた

...わかったよ…

英 緋瞳
英 緋瞳
はい?よく聞こえなかったわ
あなた

はい。分かりましたご主人様ぁ!

英 緋瞳
英 緋瞳
よくできたわねぇ...
じゃあ私も用がすんだから帰るわ
英は俺の縄を解き、帰っていった。
俺は藤澤の拘束を解いた。
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
ありがとう....ごめんなさい...
あなた

いや...俺も...悪かった

藤澤も帰って行き、やっと1人になった。とりあえず晩御飯を食べることにした。