第17話
処罰
今回はグロシーンがあるので、苦手な方はオススメしません。
さっきから英の言葉を遮って話している。
急いでいるのか、煽っているのか
三条 緋音
聞き覚えがあった。
確か小学校低学年の時一回だけ同じクラスだった子だ。
凄く金持ちで、クラス全員が三条に群がっていた。
羨ましがっていじめをした子は謎の転校をしたと言われている。
英は床に落としていた拳銃のようなものを拾って身構えた。
三条はポケットから同じ道具を出して身構えた。
鹿沼をあんなにした道具が弱い?
そうか。縛られている状態では凄まじい威力だが、身動きが取れるならいくらでもよけれるのか。
英が飛びかかると同時に奥園と谷川も飛びかかった。
二人ががりで押さえつけてチェックメイトか。
しかし三条は右手の道具を投げ捨て、そっちに英の意識が向いたうちにスタンガンで英を攻撃し、脚を回して奥園を撃退、谷川は一瞬の出来事に怯んで動けない。
三条は手早く3人の手足を縄で拘束した。
三条はレッグポーチから銀色に輝くハサミを取り出した。
ハサミの先をしゃぶりながら全員を見回す。
気絶している尾野の足にハサミを突き立てる。
三条と尾野以外はあまりにも痛々しくて目を瞑ってしまった。
そう言うと、ハサミを大きく開いて、一方の切っ先を首スレスレに当てて、勢い良く下にスライドさせた。
スカートだけが床に落ちた。
チョキチョキと全身の服を切って脱がせて行く。
尾野の頬に3cmほどの浅い傷を付けた。
更に右腕に縦に長い傷を付けた。
頭がおかしい。
小学校の頃からは想像もつかない。
ハサミに付いた血を舐めている。
尾野の腕からは血が滴っている。
それから数十分....
尾野の身体には傷が増え、尾野は切られても反応しなくなってしまった。
三条は谷川に近づいた。
三条は転がっていた拳銃のような道具を左手に、ハサミを右手に持った。
三条は引き金を引くと同時にハサミで脇腹を刺した。
ありえない...ハサミの傷はかなり深いのに苦痛の声を上げない。
ドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッ
流れ的に次は奥園かと思ったが、三条は鹿沼に視線を向けた。
ザシュッ
鹿沼の首が飛んだ
残酷だ。
流石の鹿沼でも再生とかはしなかった。
死んだ...のか...
狂ったドSと狂ったドM。
交わってはいけなかった。この2人は。
そう言うと三条はあっさりと奥園の手足の紐を切った。
奥園は立ち尽くした。
三条は暴力を使わずに、言葉だけで奥園を制した。
『ご主人様』ではなく『英さん』
奥園は完全に英の元を離れた。
奥園は何も言わずに服を脱いだ。
お前もおかしいとツッコミたくなった。
奥園はブルっと震えた。
恐怖じゃない。興奮でだ。
愛恵が太ももを伝っている。
三条はレッグポーチからカッターを取り出した。
そして右乳に『ド』左乳に『M』と書いた。
感心?
俺は感心も呆れも通り越して恐怖だよ。
三条は奥園の左目をくり抜いた。
三条は奥園の左手を握り、ハサミに持ち替えた。
バチンッ!
ノリが軽い....
奥園は今にも絶頂しそうなくらいガクガクと震えていた。