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第4話

修羅場は勘弁
今日はとりあえず親に連絡をするらしい。
怒られたりしないかと心配したが、ダメ親はダメ親でも何もしないだけで、暴力や暴言はほぼ無いらしい。
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
本当に...ありがとう
あなた

別にいいよ。
部屋が1個空いてたから…

そういえばあの部屋は物置代わりに使っていたな。まだ午前中だし、帰ってから片付けるか。
あなた

じゃあ今日は帰ろうか

尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
あの...私がいじめられてたら…その
Σバンッ!!
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
ちょっとあなた達!?
何してるの!?
あなた

すみません...すぐ帰るんで

尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
ぁ...ぁ..
綺羅良が半泣きになっている。
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
尾野さん..?それにあなたくん...
なんか嫌な予感がする。
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
ぅ..ぅぁ....
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
尾野さん..!!大丈夫!?
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
はぃ...
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
あなたくんもしかして...
藤澤が俺を見る目が鋭くなっていく。
あなた

俺は何もしてない

藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
尾野さん!何されたの!?
藤澤が綺羅良の手をぎゅっと握る。
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
ひっ...たすけ....こゎぃ...
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
大丈夫よ!
手の力が強すぎて綺羅良がビビっているのに藤澤は気づいていない。
それどころか、俺の事を怖がっていると思っているんだろうな。
でも藤澤はいじめるタイプではないと思う。
ただの善意だろうな。
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
ぃゃ...っ!
綺羅良が藤澤を手を振りほどいて逃げ出した。

Σバタンッ!
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
あなたくん...
尾野さんに何を...?
笑顔で威圧して来る。
何もしてない。むしろあっちが俺に迷惑をかけているだけなのに。
あなた

何もしてないです!

藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
あのね...あなた人として最低よ!
ズカズカとこちらへ向かって来る。
あなた

本当に何もしてないです!

ガチャ...
教師
おいお前ら早く帰れ!
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
す、すみません!
あなた

すみません...

こうして俺は無事家路に着いた。
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
ねぇ...
はずだった
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
ねぇ!
あなた

何ですか…

藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
尾野さんに何かしたんでしょ?
あなた

何を言っているんですか....

目の前の信号が点滅した。
すっと立ち止まり、藤澤の方へ振り返る。
すごく怒っている。
正義感が強いのも困りものだ。
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
尾野さん泣いてたじゃない!
あなた

あなたが脅かしたからです....

藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
それだけで泣くような子じゃないでしょ!?
こいつ何も知らないくせに...。
こっちはこっちで困ってるってのに。
あなた

あの....用事があるんで帰りますね。

信号も青に変わり、再び前を向いて歩き出した。
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
....用事って何よ
あなた

部屋の片付けです。

藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
早く終わったら話できるかしら
あなた

話なんて無いですから

藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
手伝うわよ。片付け。
こういうめんどくさいいい子ちゃんは苦手だ。
帰ってくれないと尾野が来てしまう。
あなた

1人でできます。帰って下さい。

藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
嫌!私の中で解決してないと気持ち悪いのよ!
あなた

帰って下さい!

そうこう言い合って、結局片付けを手伝われる事になった。
あなた

片付け終わったらすぐ帰って下さいね

藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
何言ってるのよ
話があるって言ってるじゃない
あなた

はぁ...
とりあえず入ってください

藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
おじゃましまーす
それからしばらく片付けをした。
1時間半くらい。
彼女は親が仕事中で、家に誰も居ないらしい。
もうすぐ1時。そろそろご飯を食べたい。
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
お腹すいたわね
あなた

片付けも終わったんで、帰ってもらっていいですよ

藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
じゃあ最後に。尾野さんと何を?
急に真剣な顔つきになって俺に問いかける。
別に何をって言ってもな。
あなた

あー...人生相談です

藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
....ふざけてるの?
ニコニコと威圧して来る。
ならば
あなた

....ふざけてないですよ?

ニコニコと押し返す。
そのまままた言い合いになって、気づけば3時。
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
ちょっと!?いい加減はっきりしてよ!
あなた

本当だよ!早く帰れよ!

ピンポーン
あなた

...ちょっと出てきます。

ガチャ
あなた

...はーい

尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
あなたくん...お邪魔します
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
尾野さん...?
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
あなたくん....なんで藤澤さんが居るの?
あなた

さっきの事で突っかかって来て...家まで付いてこられて

尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
ねぇ...私を泊めてくれるんだよね...?
なんで他の女の子を家に入れるの...?
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
ちっ違うのよ尾野さん!
尾野さんがあなたくんにいじめられてるんじゃないかって…
綺羅良は靴を脱ぎ捨てて藤澤の方へ向かう。
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
.....って
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
...へ?
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
帰れって言ってるの!
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
ど..どうしたの?
あなた

落ち着け尾野

尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
はぁ...はぁ...
綺羅良が部屋から出て行った。
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
どういう..?
あなた

いいから早く帰れよ

綺羅良が取り乱すと何が起こるか分からない。
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
ちょっと...
バンッ!!
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
帰って...お願い..
綺羅良が藤澤に包丁を向ける。
マズい事になった。
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
いや...ちょ..あっ....
じりじりと藤澤に近づく。
藤澤は尻もちを付いて動けない。
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
来ないで...やめて..死にたくない....!!!
涙目でせがむ藤澤。
うっすら微笑みながら近づく綺羅良。
あと30cm
尾能 綺羅良
尾能 綺羅良
私の世界に入って来ないでぇ!!
綺羅良が包丁を振り上げた。
藤澤 蝶舞
藤澤 蝶舞
いやああぁぁぁぁ!