よし!準備ばっちり!
そろそろテオくん来る頃かな…
ピンポーン
きた!
ガチャ
おかしかったかな…
なんだろう…
何か言いたそうなテオくんの顔はいつもより真っ赤でトマトみたい…
今なんて!?
多分、今は私の方がトマトみたいだね…
あーなんか、すっごい緊張する…
行きたいところかぁ…
クリスマスだし、イルミネーションとか?
ってまだ昼間か…
んー
そう言ってテオくんは私の手を握って歩きだした
私たちは大きな遊園地に来ていた
私はここの遊園地で1番高いジェットコースターを指さした
少し引きつったかおのテオくんを引っ張りジェットコースターの列に並ぶ
シートベルトの着用お願いします
あー、やばい、思ったより怖いな…
そう思いながらちらっとテオくんの方を見る
あれ?なんか余裕そう?
テオくんが私の右手を握った
そんな笑顔でそんなことされたら…
ジェットコースターのせいなのか、テオくんのせいなのか分からないけど、私はドキドキが止まらないよ…
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。