あなたside
しばらくすると、セクゾのみんなが私たちのところに来た。
もー、なにー?
怖いんだけど…
それがどうしたって言うのよ...
こんな朝から...
眠いったらありゃしない。
...。
え?
ちょっとまって...
いや、そーかも知れないけども、
もー、ほんとになんなの。
私は嫌なんだけど。
(勝利が音をたてて立ち上がる)
ガチャ
え。
ちょいまち。
何が起こったんだ?
その自信はどこからくるのよ、マリちゃん。
あ、なら...!
ガチャ
けんてぃーに呼びかけられたけど無視して、勝利のところへ。
え、勝利...
ギュッ
そんなこと...
...。
いや、そんなことより。
ばかっ...。
勝利のばか。
ちょっとだけ期待しちゃったよ...
また勝利と関われるんだって...
え、誕生日?
あ、そっか...
来月だ。
サプライズ...
勝利じゃん...!!
昔と全然変わってないじゃんっ...!!
大切な人...
チャンス。
勝利はまだ私のことが好きなんだ。
でも私は...
勝利の他に大切な人ができたから...
あ、忘れてたw
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!