第6話

秘密の婚約者と学校生活~part3~
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2019/04/10 09:56
【沙絵side】

先日は幼なじみ的な存在で友達……いや、親友の桜ノ宮瑠璃から婚約したときいた。

親友として喜ばしいことだし、瑠璃の家のことも知っていたから正直ほっとしてる。

まあ、婚約者が学校一のモテ男子、星河悠真君だっていうことには驚いたけど。

でも、良かったね。瑠璃
……確かに良かったけど、私は良くないわ。

2年から3年にもちあがりで、クラス替えが無いから瑠璃と同じクラスになれないし!!

ほんと、この一年もつまらなそうだわ。
倉科沙絵
あっ!そうだ!
瑠璃に会いに行こう。どうせ、隣のクラスだし。
倉科沙絵
この教室にいてもつまらないし。
名案だわ。なんで、去年は思い付かなかったのかしら。
クラスの男子A
……なあ、やっぱいいよな。
倉科さんの……
クラスの男子B
だよな。
一回でいいから、………
男子が、隅で私を見ながらなにか話しているけど、会話すべてが聞こえないから、何を話しているかまでは分からない。

どうでも良いけど、多分私の胸についてでしょうけど。

私は、自慢じゃないけど学校内では胸が大きい分類に入る。

だから、こうしてたまにこそこそ影で言われる。
クラスの女子A
ねえ、男子がまた倉科さんの胸について言ってるわ。
ほんと、胸が大きくていいわよね。
クラスの女子B
ねー。
それになにあの、私こいつらとは違うから。みたいな見下した感じ。本当にウザいよね。
クラスの女子C
ほんと、ほんと。
ねえ、今度こらしめない?
あっちでは、女子が私に対して悪口をいってるし。
去年から、あること無いこと影で言われ続けて、もう慣れたけどいい加減にしてほしいわね。
はー
早く卒業したいな。
まあ、これが私の日常だと思うか。
いざとなったら、セコいけど祖父に言いつけよう。


伝え忘れていたけど、実はね私の祖父はこの学院の理事長なの。
昔から、私に甘いからなんでも聞いてくれるし。


あの子達、自分の立場わかっていなそうだし。
こっちが逆にこらしめてやろうかしら。ふふっ


さて、私の学校生活についてはこれまで。
次からは、あの二人の話を笑いながら楽しんでね。

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