マネージャーが車で私を学校まで迎えに来てくれた

「ありがとうございます！」

マネ「いーえ
このままスタジオ行くけどいい？」

「お願いします！」

主に私に付いてくれるこのマネージャーさんは女の人で強くてカッコよくて全てが完璧な人

私の第2のお母さんみたいな人なんだよね〜

ちなみに20代後半らしいよ？
あ、名前はね西表(いりおもて)さん！

「今日なんの撮影？」

マネ「えー…
教えたじゃーん」

「…あ、Myojo？」

マネ「そーだよ
撮影までの間時間あるから宿題とか終わらせるんだよ？
それとちゃんと勉強もすること」

「わかってるよ〜
お母さんみたい」

マネ「第2のお母さんだからね」

「それさっき言ったー」

マネ「はいはい笑」

私達はいつもこんな感じ
そして気づいたらスタジオに着くのが当たり前になった

ｶﾞﾁｬ

「やっほー！」

聡「あ！あなた〜！」

「聡ちゃーん！」

マネ「うるさいうるさい
全員いる？」

健人「いますよ」

マネ「おけ
30分後に撮影開始だからそれまでに衣装とかに着替えること
それとメイクは年上から
あとはー…」

風磨「何となくわかったから大丈夫
あとはあなたに勉強教えればいいだろ」

マネ「そう
おねがいね
あとは裏山(うらやま)に任せてあるから頑張って」

「え〜…
私裏山マネージャー苦手…」

マネ「そーゆーこと言わないの」

裏山マネ「だーれが苦手だって？」

「うっ…」

この人は主にほかのメンバーについてるマネージャーの裏山さん

なんか、圧があるんだよね。圧が…

勝利「ふふ笑
裏山さんいい人だよ？」

マリ「うんうん
あなたちゃんが、言う事聞かないから怒るんだよ」

「聞いてるし…」

裏山マネ「その辺にしとけ
とりあえず30分後に開始だから
あなた、お前はここに座って勉強」

「りょーかーい」

まぁまぁ広い楽屋なのに1番端っこにある席に座らされた私

あーあー…
絶対わかんないよ

メイクさん「健人君からメイクしていくから来てー」

健人「はーい
あなた、英語やるならマリウスに頼め」

「んー」

マリ「どこやってるの？」

「これ…」

マリ「これ簡単だよ？
過去形に直すだけ」

「過去形…？」

マリ「…
Come(カム)は来るって意味でしょ？」

「うん」

マリ「でもね、この文章は”あなたはここに来た”だから、comeを過去形に直さなきゃいけないの」

「うん。」

マリ「で、過去形に直すと…
You came hereになるの」

「うん。」

マリ「ってことだよ」

「うん。？」

どうしよう。
全然分からない

うそ、私の頭やばくね…

風磨「これ中三の内容じゃなくね」

「…バレた？」

風磨「聞いててわかったわ
なんでこんな簡単すぎる問題やってんだよ」

「基礎的なことから始めた方がいいかなー…って…笑」

風磨「基礎すぎ
もっと違うのやれよ」

「うーん…」

マリ「あ、じゃあまず過去形とか分かる？」

「あれでしょ？
Goがwentになるとかでしょ？」

マリ「そうそう！
分かってんじゃん！」

「…うん…」

健人「菊池〜」

風磨「おけ
とりあえず今日は数学しとけ」

「あ、はい」

私の英語勉強はすぐに終わった

いやー、早かったな！←自分のせいだわ

健人「じゃあ数学やる？」

「私苦手なの英語しかないからな〜」

勝利「そう言えば成績英語以外5だったよね？」

聡「英語は？」

「…2…」

マリ「…
頑張ろ」 

「あは、あははは…」

そこから私のメイクの順番が回ってくるまでみんなが入れ替わりで勉強を教えてくれた

まぁわかんないところ聞くだけなんだけどーー

カメラマン「じゃあ撮影初めよっか！」

「やったー！！
勉強から逃れられるー！！！」

聡「お疲れ様〜！」

マリ「まだ終わったわけじゃないけどね〜」

勝利「今日はどんな感じでいきますか？」

カメラマン「自由でいいよ！
色々小道具あるでしょ？それ使って楽しんで！
それを撮るからさ！」

「遊べるじゃん！
聡ちゃん！縄跳びしよ！」

聡「え、俺！？」

健人「おいおい、お前ら元気過ぎだよ笑」

風磨「まぁいいんじゃね？笑
あ、大縄あんじゃん

大縄やるか」

「あ！やる！！やるやる！」

勝利「じゃあ風磨くんと健人君回して〜
俺ら飛ぶから！」

健人「出たっ！勝利の人使いの悪さ！w」

「もう早く！」

私達は思う存分この撮影を楽しみインタビューを受け終わった

この後はみんな仕事があるけど私は時間があれだからってことで帰ることになった

健人「あなたおつかれ！」

「お疲れ様！」

風磨「ちゃんと休むんだぞ？」

「はーい」

勝利「明日ね！」

「うん！」

聡「バイバイ！」

「ばいばーい！」

マリ「see you ！」

「ばーい！」

あーあー…
早くオトナになりたい