第28話

#25
3,163
2021/08/20 12:49
お昼を食べ終わった後、私はしげと彩の距離を近づけるいい方法を思いついた。
貴方
貴方
彩!
藤井 彩
ん?何?
貴方
貴方
私、望と二人で行動してみたいんよね…ダメかな?
藤井 彩
ええよ!付き合いだしたんだもんね!二人きりになりたいもんね!
貴方
貴方
うん!ありがと!彩!
というわけで、2人ずつに別れて行動することになった。
これでしげと彩の距離も縮まるとええんやけど…
まあ、望と2人になりたいとも思ってたし…
___雑貨屋___
私は可愛い猫の置物?的なのを見つけた。
貴方
貴方
あ!あれ可愛い!
でも高いところにあって届きそうにない。
貴方
貴方
んー、届かん…
小瀧望
小瀧望
どれ?
望が私の後ろから右手を伸ばす。
貴方
貴方
えーと、あのカエルの置物の隣の…
説明をしようとした時、何故か突然望と距離が近いことに気づき、恥ずかしくなった。
私は思わず下を向いた。
小瀧望
小瀧望
あなた?
貴方
貴方
恥ずかしくて声が出ない。
小瀧望
小瀧望
すると望は使っていなかった左手で私を後ろから抱きしめる。
貴方
貴方
!?/////
小瀧望
小瀧望
あなた。こっち向いて。
私がゆっくり後ろを向くと、


望が私にキスを落とした。
貴方
貴方
…!?ここ…お店…だよ…
小瀧望
小瀧望
あなたが可愛すぎるからやろ。
貴方
貴方
/////
とっても嬉しかったことは内緒。
嬉しかったってことは、まだお兄ちゃんが好きだけど、望に気持ちが傾き始めてるってことかな…?

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