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第11話

十話
 それからと言うもの、僕は毎日少年と遊ぶようになった。

 その時によって遊ぶ内容は違っており、全てが楽しかった。特にあの少年の笑顔を見ているのは、とても快適な気持ちにさせてくれる。

 しかし次の日になると、そのことを忘れてしまっていた。なぜ忘れてしまうのかはわからないけれど、たぶんあちらこちに咲いている「忘れ花」のせいだと思っている。




 そうやって遊んでは忘れ遊んでは忘れを繰り返していたら、友達は僕を遊びに誘おうとしなくなった。毎回毎回断っているので、当然こうなるのではと予測していたけれど。
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 こんな感じで今日も少年と遊んでいると、突然少年が僕に寄り添ってきた。
男の子
お兄ちゃん、毎日ボクと遊んでくれてありがとう! すっごく楽しい!
そうか、それなら良かった!
僕も君と遊ぶのが楽しいよ
 冗談交じりでそう言うと、少年は頬を赤らめて照れているように見えた。その顔はとてもかわいらしくて、僕の気持ちもいやされていく。
さてと。
もう帰る時間だからまた遊ぼうね!
 少年の頭を撫でてそう言うと、少年は顔を歪めて僕の方を睨みつけてきた。
男の子
帰らないでよ
え?
男の子
もっとボクと遊んで!
それはちょっと無理かな。
親も心配すると思うし。

だから次の日にまた遊ぼうね
 断ってその場から逃げようとすると、突然右腕を少年に掴まれた。その力は子供だとは思えないほど力強く、僕は身動きが取れなくなる。
男の子
逃げないでよ。
逃げるなら、ボクと一緒にずっといられる方法をとるから
……!?
 振り返って少年の方を見ると、ボクの腕を掴んでいない手には長いヒモのようなものが握りしめられている。

 それを見て何をされるか大体わかった僕は、無理やり少年から逃げようと必死にもがいた。

 だがもがいても逃げることはできず、少年は僕の胸を押し倒して両方の手首をひもで縛り上げた。余ったひもで足首も縛られ、身動きが取れない状態になる。
男の子
ふふふ、これでずっと一緒に居られるね。
男の子
ボクね。お兄ちゃんのことが大好きだから、ずっと看病してあげる
 その時の少年の顔はとても嬉しそうで、今まで見た笑顔と比べ物にならないほど輝いていた。