扉を閉めた瞬間に臣さんが話し始めた。
俺がこの間遊んだ時、ファンから逃げてたら岩ちゃんがいて走って逃げたんだ
え、気づかなかった…
ここら辺でいいかなって走るのをやめた時、あなたが心臓痛いって…走ったせいとか言ってたけど…
でもさ、おかしくない?あなたはちゃんとダンスで運動してるわけだし
確かに…
やっぱりなにかあるんじゃ…
あなた…
ふわぁよく寝た…あれあなた!?
北人が起きたみたい。
壱馬ぁー助けてー動けないー
はいはい
助けてあげると代わりに俺が捕まった。
ちょ、北人!!
あはははっ…え!?なんで!?
なんでこんなにいるんですか!?
ちょっと、ね?
え、なんですか?
まぁ後で俺が話すから北人、助けろ
分かったってー
俺が離されても今度はまた北人が捕まる。
あなた起きてるんか?って言うくらい。
いつも通りだけど。
プルルルルッ
あなたのスマホがなった。
壱馬、誰から?
えーっと、颯太だ!
颯太呼んであなたへのいけにえにしよ!
うんうん!
「もしもし、颯太?」
「え、壱馬さん?」
「今、あなたが…」
「今すぐ行きます」
すぐに切った颯太。
颯太もあなたのこと大好きやなぁ
あなたはみんなに愛されてるってー
まぁあなたやもんー
壱馬さん!!
もう颯太が来たみたい。
はいはい、どうぞー
颯太速いって!
他のメンバーも来た。
あなたは?ってめっちゃいますね…
あぁーまぁ色々あってね…
颯太ー助けてー
え、あなた…助けます
颯太が北人を助けたらやっぱり代わりに颯太が捕まった。
んん…そ、うちゃん…
そうちゃん!?
あなた、おはよう
なんでいるのー!?!?
壱馬さんに呼ばれたの
え…壱馬、ありがとう
いえいえ?笑
あなたが楽しそうに颯太と話し始めた。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。