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第1話

××vs._?(AtR)
6,236
2020/08/02 14:33
『こんにちは〜』
そ「いらっしゃーい」
なんと今日は有名歌い手のそらるさんの家に来ております!
実は私、まふくんと付き合っており、今日が一年の記念日なんですよ!
なのでそらるさんと一緒にまふくんへのプレゼントを探すんです!
『どんなのがいいかな』
そ「まふはあなたからもらえるならなんでもいいんじゃない」
『えー、そんなこと言われたら選べなくなる…』
そ「ははw」
遠くからみればカップルみたいなのかな、でもここはそらるさんと私の2人きり、だから問題ないのだ。
そ「…ねぇあなた」
『んー?どうしたんですか』
そ「好き、付き合って」
………え?
『え?急にどうしたんですか』
そ「急じゃない。俺、まふまふより先にお前が好きだった。」
『そんなこと言われても…』
そ「やっぱりまふまふが好きなの?」
『…はい』
そ「…そっか」
グイッ
そらるさんが私を抱き上げる
『そらるさん?!なにしてっ』
怖い。こうゆう時、私の力じゃ対抗できない。
キスされるかもしれない。
そ「強引だけどごめんね。」
2人きりになるんじゃなかった
まふくん…助けて…っ
バンッ!
ま「…そらるさんなにしてるんですか」
『まふくんっ…』
そ「…俺もあなたが好きだから」
ま「あなたが嫌がってるじゃないですか」
『まふくん…?』
細くて、冷たい目、低い声。
これはそらるさんに向けてじゃない。
ー私に向けてだ
ひょいっとまふくんが私を持ち上げる
ま「そらるさんごめんなさい。あなたは僕のなんで、あと、このバカ持ち帰りますね」
なっ………バカ?!
そらるさんもポカーンってしてる。
まぁそれもそうだ。
まふくんはそらるさんにじゃなくて私に怒ってる。
もちろん私もポカーンってなるわ
ー家に到着ー
『ま、まふくん?』
ま「…何」
『なんで起こってるの?悪いことしたなら謝る!
自覚がなくて…』
ま「…本当に自覚ないの?」
『う、うん…』
はぁーっ
まふくんがため息を吐く
『え…?』
壁ドンッ
ま「こんなに焦らせてさ」
『…え?』
ま「自覚ないの」
『うん』
ま「…ばっかじゃねぇ?!」
わ、急に大声で怒鳴られた
ま「そりゃ僕だってそらるさんと2人とか嫉妬するよぉ〜」
そうゆうこと?
ま「しかも襲われそうだったし…」
あ、そういえば
『なんでまふくんは私がそらるさんと2人きりでいるのわかったの?』
ま「…うらさかに聞いた」
メール画面を見してくれた
そこには
“なんかあなたちゃんがそらるさんの家に入って言ったよ!?まふまふはそれ許可してんの?”
ま「……僕は『女友達と遊びに行く』って聞いたけど?」
あ、これは正直に言った方が良さそう。
『実は〜…』
私は付き合って一年記念日のプレゼントをそらるさんと一緒に選んでたことを話した
ま「…そーゆーこと?!」
『…うん』
ま「そーゆーのはさ、2人で選んで楽しむものじゃないの?」
『え』
ま「誕生日でサプライズしたいってならわかるけど、一年記念日は2人でお祝いとかしたいじゃん。」
『そっか…(´・ω・`)』
まふくんは私をじーっと眺める
ま「…僕も言い過ぎた…今から買いに行こうか?」
『…!
うんっ!』
この日はまふくんと私でお揃いのマグカップを買いました。
後日、そらるさんからお詫びのメールが来ましたw

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