ま「ただいまー」
ガタッ
なんだこれは
今、僕の彼女とそらるさんが仲良くハグしてる!
僕の彼女はそらなーなんですよ!
『あ、まふくん』
あなたは見られても別にこれといった反応はしない。
そ「あなたー」
ぐっ
そらるさんがあなたの腕を掴む
『んー?そらるさんどうしたんですか?』
そ「ん…眠い…」
そらるさんがあなたにもたれかかる。
ま「そっそらるさん…!」
『眠いんですかー!じゃあ寝ていいですよ!』
ま「あなた…」
『そらるさんーあったかい…』
ま「ぁぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁあ!
ダメダメ!離れて!」
そ「『わ』」
バッ
僕があなたを引き寄せる
ま「ちょっと出かけるよ」
『えっ』
ま「いいから」
僕はあなたを連れて家を出た。
『…まふくん?』
ま「ねぇ、あなたの彼氏ってそらるさんなの?」
『違うよ?まふくんだよ』
ま「じゃあなんでハグしてたの」
『だって…二度とないかもしれないチャンス…』
そうだった。あなたはそらなーだ
ギュッ
『?!ここ外…』
ま「外とかどうでもいい。あなたは僕のもの
そらるさんのところに行かないでね?」
『…ふふっ 大丈夫だよ』
ま「////」
一生僕はあなたに勝つことはないだろう
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。