そして、次の日
ごめんね、でも、嘘はついてないよ
…本当は強くなんかないよ
そんな感じで、学校
今日も挨拶しないの?!
先生…?何言ってんの?止めてくださーい!!
なんで私がそんなこと
無理やり引っ張られるうで
この日と…人の腕を引っ張るの好きすぎかよ
そして、空き部屋へ
そして、また重なる唇
言われるがままになってしまう私は…きっとバカ
だけど、いつもどうりのキスとは違う
1回離れた唇が、首元に
そのままシャツを脱がそうとしてくる
そして、首元にチクッと感覚が
赤い花が咲く
おっとー?…見られてた?
関係なくない?
そして、私が黙ってると
シャツに手をかけた
そして、シャツがはだける
そりゃあそうだよ
だって体に…キスマがあるから
…永瀬廉は、傷ついた顔をした
ドアをがんっとけって、出ていってしまった
また…人を傷つけた
なんなの…もう
だけど、永瀬廉のことが頭から離れなかった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!