佐久間さんがはだけた俺のシャツを上にぐいっと持ち上げると
胸の突起があらわになる
佐久間さんの吐息がかかり
ピクリと身体が跳ねる
また、変なのくるっ……
これから感じるはずの
痺れるような感覚に耐えようと
目をギュッとつむり、身体を固くして顔をそむける
しかし
しばらく経っても
感じると思っていた感覚がない
恐る恐る目を開けて
佐久間さんの方を見る
すると、佐久間さんは楽しそうに俺を見つめて
ニヤリと笑った
そう言った瞬間
佐久間さんがズボンの中に手を入れて
俺のモノを触ってくる
見ると
佐久間さんに触られている俺のモノが
驚くくらいに立ち上がっていた
そう言って、佐久間さんが
俺のモノの先端を親指でグリっと擦る
な……んで……っ
これだけでっ……イ……キそっ……
すると佐久間さんは
俺がイきそうなのを知ってか知らずか
俺のモノから手を離してしまう
そう言って、佐久間さんは
俺の後蕾に指をあてた
佐久間さんは後蕾を指でグリグリしながら
胸の突起に舌を這わせる
でも、佐久間さんの舌は、
突起の周りをなぞるばかりで
快楽とは言い難い、微妙な感覚だけがずっと続く
後蕾の指も
ずっとグリグリするだけで
中に入ってこようとはしない
なんでっ……こんな……っ
やだっ……
もっとっ……ほし……のにっ……
こんなのっ……言えるわけない……
もっと、気持ちいいの……ほしい……っなんて……
ダメだ、言ったら……
確実に、こいつの言いなりだろ……っ
ダメっ……
そう言って佐久間さんは
また突起の周りをゆっくりと舐める
だめ、ダメだ
ほしい
ほしくない
もっと、ちゃんと……っ
ダメっ……違うっ……
ほしいっ
っ違う……っ
ほしい
ほしい……っ
もっと、もっと………………っ
どんな、風にって……っ
そんな、
言えない…………っ
でも、いわないと
もらえない………………っ
そう言って、佐久間さんが微笑んだ
佐久間さんの、低く、心地いい声が
耳の鼓膜を揺さぶり
じんわりと身体に広がった
その瞬間
佐久間さんが、胸の突起を口に含み
ねっとりと舌で舐め上げる
背筋に電撃が走ったような感覚がして
身体がピク、ピクンと跳ねる
……な、に
これ……
頭が真っ白になって
思考が全部
吹っ飛んでく
佐久間さんが自分の指を舐め
唾液をからませたその指を
俺の後蕾に押し当てる
────ズプッ……
後ろに違和感があり
骨ばった人の手が入ってくるのがわかる
────ゴリッ
そう言って、佐久間さんが
俺のナカにあるコリコリしたところを
指でグリッと擦る
佐久間さんが前立腺を擦るたび
身体が跳ね、言う事を聞かなくなる
そういった佐久間さんの目は
獣みたいにギラギラしていて
その目で見られていることを認識しただけで
身体がゾクリと震えた
──────ズプッ
なに、これ
目の前
チカチカする
腰がガクガク震える
あたまっ……ふわふわするし
なんも、考えらんなくなって……っ
も…………っ
──────ゴリッ
佐久間さんのが
前立腺を容赦なく擦る
処理しきれない快楽が
音となって口から漏れ出してくる
そう言って佐久間さんは
グリッとソレを奥まで勢いよく押し込んだ
頭が真っ白になって
ただただ大きすぎる快楽の波にのまれていく
ナカに、温かいものが
ドクドクと流れ込んでくるのを感じる
俺はその余韻を感じながら
霞んでいく視界の中で
意識を手放した
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!