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2020/11/03

第11話

𝑒𝑙𝑒𝑣𝑒𝑛
…
…
俺を忘れたとは言わせねぇぞ
バッと横を見ると、うちの高校の制服を着た男子がいる

この人には見覚えがあった
You.
You.
こ、小松…くん?
小松
小松
なんだ覚えてんじゃん
4日前に私に告白してきた人だ
学年で北人と壱馬の次にモテる人だって百合に聞いた
You.
You.
こ、小松くんがずっとストーカーしてたの…?
すると小松くんはニヤリと笑って
小松
小松
ストーカー?ひどいこと言うね。
俺はただあなたを見送ってやってたのに
なに、コイツっ!
You.
You.
気安く名前で呼ばないでよ!
それに、見送りなんで頼んだ覚えはない!
気持ち悪い!
掴まれた腕の体温が引いていく感じがした。
小松
小松
はぁ?お前は俺の女だろーが
は?何言ってんの、コイツ
You.
You.
いつ私があんたなんかの女になったのよ!
小松
小松
俺が告ったんだから俺の女だろ
きっ、気持ち悪いーーーっ!

なにこの超自己中ナルシスト!

鳥肌が立つ!
You.
You.
とにかくこの手離して。あんた気持ち悪い。クラスも違って話したことなんかないのに、馴れ馴れしいし。あんたの女なんかなるわけないし、もう二度と近づかないで
強がってこんなこと言ってしまったけど、
本当は泣きそうなくらい怖い
小松
小松
ざけんなよ…?
え、?

グイッ

小松くんは私の腕を引っ張り、人目のつかない店と店の間に連れ込んだ
You.
You.
……っ!
両手をつかまれ、壁に押し付けられて、身動きができない
やだ、怖い怖いっ!
小松
小松
この俺がかのじょにしてやるっつってんのに、断る気かよ?
小松くんは掴む力をさらに強くしてきた
You.
You.
痛っ
小松
小松
どうしてもやだってんなら、
無理矢理にでも俺の女にしてやる
You.
You.
っ!?…やっ、だっ!
小松くんの手が、私の太ももに触れる

やだっ、気持ち悪いっ!!

恐怖のあまり、体が震え出す

だんだん小松くんの顔が近づいてきて、
You.
You.
やっ!
キスされる寸前で思い切り顔を背けた
小松
小松
ちっ、面倒くさせぇな……
こっち向けよ。
小松くんは私の顎を掴んで、顔を無理矢理前に向かせた
小松
小松
諦めろ。お前は俺の女だ
や、だぁっ

助けて……、ほ、くと…っ
あと数センチで唇が触れそうになった時、
____バキッ
小松
小松
かはっ…!
大きな音が響いたと同時に、目の前にあった小松くんの顔が一瞬にして離れた
な、に……?
北人
北人
ざけんなよ、てめぇ
気づくと、目の前には小松くんを睨みつけている北人がいた。
北…人……
北人…北人がいる……。
北人
北人
あなた、大丈夫か
You.
You.
うん、ひくっ
私はへなへなと、地面に座り込んでしまった

北人はそんな私をかばうように、小松くんと私の間に立った
小松
小松
よ、吉野!?
北人
北人
なんだよ
小松くんは北人の顔を見て、目を見開いている

しばらくして、冷静になった小松くん
小松
小松
吉野、お前あなたとどーいう関係なんだよ
げっ、また名前で呼びやがった!

気持ち悪いー!
北人
北人
あなたってなんだよ。
お前があなたを名前で呼んでんじゃねぇよ
北人のその言葉に、トクン…と胸がなった

うれしい

私が名前で呼ばれるの嫌がってくれた

たった、たったそれだけなのにたまらなく嬉しかった
小松
小松
お前のそーいう余裕ぶった態度が嫌いなんだよ!
小松くんは北人を怒鳴りつける
北人
北人
はぁ?俺お前に嫌われるほど、お前と話したことないんだけど
ご、ごもっとも……
北人
北人
それとも、なに?俺がお前よりモテることにイラついてんの?
小松
小松
…っ!ちがっ!
北人
北人
まぁ、なんでもいいけど
北人は今までとは違う、鋭い目で小松くんを睨んだ
北人
北人
今度またあなたに手ぇ出したらただじゃおかねぇから
…はい。

ヤバいです。

キュン死にです。

私は小松くんに対する恐怖も忘れて、北人に対するドキドキで胸がいっぱいになる

小松くんは逃げるように立ち去った