キーンコーンカーンコーン
黒尾「やべっ」
あなた「ちょっと待ってよ!」
玄関に入った瞬間 朝のSHRの始まりのチャイムがなる
3年の教室は3階だ
いつもの階段がいつも以上に長く感じる
あなた「ちょっ…まっ…て」
前を走るテツローの背中を追いかける
ガラガラッ
先に教室についたテツローが教室の扉を勢いよく開ける
すると先生やクラスメイトにからかわれている声がした
その後に教室に入るとこれもまたどっと笑いがおこる
あなた「ちょっと…テツロー早い…ハァハァ」
黒尾「しょうがねぇだろ…遅れてんだから」
あなた「元はと言えばテツローが夜に…!」
言い合いをしているとその間にクラスのお調子者の加藤絢也がニコニコしながら入ってきた
加藤「ほうほう…で?夜になんですか?」
あなた「へ…」
加藤「遅刻までしといて夫婦喧嘩ですか…」
「俺は…!お前らなんかっ…羨ましいわけなくないからなっ…!」
そう言って腕で目を擦りながら席へ戻って行った
黒尾「なんだよ羨ましいのかよw」
「すいませんねぇ羨ましくて!」
加藤「くぅ〜!!」
2人の掛け合いに教室に笑い声が どっ と響いた
担任「おい。2人とも遅刻だからな」
ピシャッと先生の声が響き笑い声が聞こえなくなった
あなた.黒尾「は、はーい…」
クラスメイトにクスクス笑われながら席へと向かう
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期末まであと1ヶ月
そろそろ勉強始めようと思うので今以上に更新遅くなります。
よろしくお願いします。
なぁちゃ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。