3組
あなた「衛輔くんっ!いますかっ!?」
夜久「おー?なんだ?遅刻した夫婦の妻の方」
あなた「そんなのどうでもいいから体操服貸してくんない!?1限から体育なのに忘れちゃってさテツローのせいで」
夜久「んー、まぁいいぜ」
あなた「ありがとう!今度なんか奢る!」
夜久「やりぃ!」
「ほれ」
そう言って体操服の入った鞄を投げ渡す
あなた「ありがとう!すぐ返しに来るけど汗で濡れてたり臭かったらごめん!」
夜久「おーおー」
夜久の体操服の入った鞄と体育館シューズを持って走り去って行った
「なー夜久。あの紺野さんの汗が染みた体操服とかやばくね?」
夜久「変態かよ」
「まあ確かに俺もやばいけど、それ以上にあいつの方がのちのちやばいと思う」
「あ?どういうことだ?」
夜久「そのうちわかるさ」
「?」
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!