ドンッ
あなた「…!ビックリしたぁ…」
準々決勝敗退した夜、隣の部屋から鈍い音が聞こえた。
相当悔しかったんだよね…
そっとしておこう
バンッ!
あなた「Σ(゚Д゚)ヒッ」
黒尾「…」
部屋の扉を勢いよく開け仁王立ちで立ちながら
ベットでスマホを持った私を睨んでいる
あなた「テツロ?どうした?」
そう声を掛けるとすぐ表情が緩み近寄ってくる
黒尾「あなた〜〜!」
あなた「うおっ」
気がついたらテツローに抱きつかれていた
あなた「…はいはい」
バレー部のみんながいる前ではちゃんとかっこいい主将で居るが私の前ではたまに甘えたさん。
190近い大男がこんなにも可愛い姿を見せるのは私だけの特権なのかもしれない。
あなた「お疲れ様。春高頑張ろうね」
黒尾「おう…」
「すぅ…」
あなた「え…寝た…?」
「明日も学校あるのに…」
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。