宇随side
あれから数ヶ月。
あなたとは文通をして生存確認をしている。
会いたい。
他の嫁たちも寂しそうだ。
そんな嫁たちが、鬼の住む遊郭へ潜入した。
オレは家では1人になった。
まぁ、そんなことは置いておこう。
、
問題はそこに上限がいる可能性が高いことだ。
もう時期俺は、その遊郭へド派手に突っ込む
雛鶴との文通が途絶えたからだ。
あいつらを守る為ならば、俺の命さえ惜しくはない。
だから、お前にこの手紙を書いておく。
もう、お前の元へ届く頃には俺は遊郭へ突っ込んでいるだろう。
あなたへ
元気にやってるか?
俺はド派手に元気だぜ。
雛鶴たちも元気....と言いたいとこだが、
今、やばい状況だ。
雛鶴との文通が途絶えた。行方不明だ。
俺はもう、遊郭へ突入する。
お前は俺の性格、知ってるだろ?
お前らを守るためなら、捨て身でいくからな。
俺がもし、死んでもお前らは仲良くやれよ。
誰一人欠けさせないから。
お前も危険と隣合わせだよな。
ほら、あれだ、藤の家のばばあが言ってるやつ.......
.......『ご武運を。』だっけな?
まぁ頑張れよ。
愛してる。
音柱 宇髄 天元
ざっとこんなもんかね。
鴉に手紙を持たせて立ち上がる。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!