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第3話

煙る
33
2023/09/29 02:50



おはよう、けんすけ。

起きたら彼は隣にはいなくてテーブルは昨日のままの灰皿が置いてある。





「 ただいまー 」

いつもの声がして向かうとコンビニ帰りのけんすけがいた。

「洋平さんアイス食べる?」

「 うん。」



少し肌寒い秋夏の朝なのにけんすけと一緒にいられる理由があればいい。



「 俺、今日から禁煙頑張るね 」

アイスを食べながらニコニコしている。



「 うん、頑張ってね 」



口についてるアイスを舐めてあげた。
とても美味しくて、アイスなのに暖かい。

彼は少し目を丸くして顔を火照らせていた。
とてもかわいくて、今すぐにでも襲いたかった。
ベッドに座ってるから押し倒せるのに、今は中学生の恋愛だ。
家には今親も誰もいない、まるでこの世で俺たち2人だけかのような静けさでなんでもシたいことしたいようにできるのにお互い恥ずかしくて手順が分からないあの時のようだ。





「 しないんですか? 」

「 したいの? 」

「 したくないならいいです。」

「 したい…です。」





俺は従順な犬のように、飼い主の言うことを聞く。
彼の指が俺の太ももを撫で、ソコを撫で、胸を撫で、突起物を舌で舐める。

気持ち良すぎて思わず声が出そうになった。





「 我慢してるの可愛すぎてもっと意地悪したくなります。」

俺を弄ぶのも、テクニックも君は本当に上手いよな…




「 今日は何回しますか? 」

「 けんすけの気が済むまでしてよ。」

「 洋平さんが気が済むまでしたいんでしょ? 」


そう言って奥の方に突っ込んでくる。
きつくて気持ちくてすぐ行ってしまった。


「 洋平さんよっぽどムラムラしてたんだ。」


俺を抱きしめる体は暖かくてまだほんのり煙の匂いがした。










気づけばベランダの外はすっかり暗くなって涼しい風が吹き付けていた。
あの後2人して疲れて寝てしまったみたい。

「 うっ…体だるい、」

おじさんの体力は寝ても回復しないし今日はウーバーでも頼もうかな。

「 けんすけ、ウーバー頼むけど何がいい? 」

「‎ んっ…とんかつが食べたい… 」

眠そうに目を擦りながら寝起きでとんかつを欲しがった。

「 わかった、頼んどくね。」



しばらくして今日の夜食が届いた。
嬉しそうにとんかつを頬張る彼の隣でうどんを啜った。

「 洋平さん、1口食べます? 」

「 じゃあ頂こうかな。」

「 はい、あーん 」



こういうの初めてだから凄く新鮮でちょっと照れた。

「 美味しいでしょ 」

くしゃくしゃの笑い顔で自慢げそうだった。
けんすけのその笑顔、俺はとても大好きだった。ずっと見ていられた。
なのに、







「 けんすけ、もう辞めなよ。」

「 息してるだけ。」



大好きだった笑顔が見れなくなってしまったのは俺が煙草を辞めようって言ったからだろう。


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