龍友side
なんとかスタジオに着き、俺らのダンスとかをここにいるあなたに見てもらった
小さく拍手しているあなたを見て俺は思った
あぁ、あなた何してるかな
俺の妻のあなたの方な?
今から、あなたと結婚するまでの話をしようと思う
まあ、ゆーたら馴れ初めってやつ?
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あなたは涼太と付き合ってた
俺はあなたのことが好きだった
だから、幸せになって欲しかった
ある日、涼太から衝撃的なことを聞かされた
あなたは涼太が大好きで、私の生きる意味だって言っていた
だから、あなたのことが心配だった
やばいと思った
仕事をしながら、探した
でも、いなかった
ある日、何故かわからないけど屋上でご飯が食べたくなった
だから、裕太くんと玲於でご飯を持って屋上に行った
そこには…
いくら探しても見つからなかったあなたがいた…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。