第610話

新学期
3,070
2023/04/08 12:00
テヒョン「オンマー?最近ヒョンたちに会えないね。」



あなた「そうだね。みんな忙しいみたい。」



みなさんはもちろん、新学期が始まるこの時期は私も忙しくて。



テヒョンとジミンは小学二年生に。


グクは年長さんへと進級した。


あなた「みんなお兄さんになったんだから、下の子には優しくしてあげるんだよ。」



グク「うん!ぐぅちゃんいちばん大きいお兄さんだもん!」



ジミン「新しいクラスドキドキするね。」



テヒョン「先生誰だろう、、!」



保育園に行くたびに泣いていたグクはすっかり慣れ、先頭を歩く。



あなた「じゃあ、2人ともいってらっしゃい。」



「いってきまーす!」



途中で2人と別れる。



ランドセル姿もすっかり様になった2人。



グク「いいな。ぐぅちゃんもランドセルほしいな。」



あなた「あと一年だね。」



チホ「グク!ひよこ組さんたちと遊ぼう!」



グク「うん!いいよ!」



2つ下の子達と遊ぶようだった。



先生「グクくんすっかりお兄さんになっちゃって。」



あなた「あっという間ですね。」



園に咲き誇る桜を見ながら、グクと別れた。










ドンヒョン「ヌナ、俺やっとくから迎えいってあげな。」




あなた「ほんとごめん。ありがとう。」



毎年のこの時期は忙しい。


申し訳ないけど、ドンヒョンに仕事を頼み迎えに。



あなた「ごめんね、遅くなっちゃった。」



グク「ううん。ぐぅちゃんお兄さんだから平気だよ!」



園には数人の子どもしか残っていなかった。



あなた「今日待たせちゃった代わりに、グクの好きな物にしよ。夜ご飯何がいい?」




グク「んーとね、、おにく!」



あなた「お肉ー?昨日もお肉だったよ?」



なんて話してた時。




グク「オンマ、あれユンギヒョン?」



あなた「ん?どれ?」



グクが指さした方には、確かにスラッとした男の人が。



あなた「えぇ?違うんじゃない?こんなところで、、」



グク「ほら!やっぱりユンギヒョンだ!ヒョーン!!」



あなた「こら、グク!」



走り出したグクを止めた。



グク「あれだぁれ?女の人、?」



次の瞬間、ユンギさんの隣に並んだ女の人。


ユンギさんに負けないスタイルの良さ、遠目でもわかるサラサラな髪の毛。


仲良さそうに笑いながら歩いていった。



あなた「ほら、邪魔になっちゃうからね。」



グク「ヒョンとお話したかったのに。」



確かにあれはユンギさんで、隣に女の人がいた。



グク「ユンギヒョンのかのじょかなぁ?」



あなた「ふふ、そうかもね。」



「かのじょ」なんてどこで覚えてきたのか。



あなた「ジミンたち待ってる!早く帰ろ!」





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