テヒョン「オンマー?最近ヒョンたちに会えないね。」
あなた「そうだね。みんな忙しいみたい。」
みなさんはもちろん、新学期が始まるこの時期は私も忙しくて。
テヒョンとジミンは小学二年生に。
グクは年長さんへと進級した。
あなた「みんなお兄さんになったんだから、下の子には優しくしてあげるんだよ。」
グク「うん!ぐぅちゃんいちばん大きいお兄さんだもん!」
ジミン「新しいクラスドキドキするね。」
テヒョン「先生誰だろう、、!」
保育園に行くたびに泣いていたグクはすっかり慣れ、先頭を歩く。
あなた「じゃあ、2人ともいってらっしゃい。」
「いってきまーす!」
途中で2人と別れる。
ランドセル姿もすっかり様になった2人。
グク「いいな。ぐぅちゃんもランドセルほしいな。」
あなた「あと一年だね。」
チホ「グク!ひよこ組さんたちと遊ぼう!」
グク「うん!いいよ!」
2つ下の子達と遊ぶようだった。
先生「グクくんすっかりお兄さんになっちゃって。」
あなた「あっという間ですね。」
園に咲き誇る桜を見ながら、グクと別れた。
ドンヒョン「ヌナ、俺やっとくから迎えいってあげな。」
あなた「ほんとごめん。ありがとう。」
毎年のこの時期は忙しい。
申し訳ないけど、ドンヒョンに仕事を頼み迎えに。
あなた「ごめんね、遅くなっちゃった。」
グク「ううん。ぐぅちゃんお兄さんだから平気だよ!」
園には数人の子どもしか残っていなかった。
あなた「今日待たせちゃった代わりに、グクの好きな物にしよ。夜ご飯何がいい?」
グク「んーとね、、おにく!」
あなた「お肉ー?昨日もお肉だったよ?」
なんて話してた時。
グク「オンマ、あれユンギヒョン?」
あなた「ん?どれ?」
グクが指さした方には、確かにスラッとした男の人が。
あなた「えぇ?違うんじゃない?こんなところで、、」
グク「ほら!やっぱりユンギヒョンだ!ヒョーン!!」
あなた「こら、グク!」
走り出したグクを止めた。
グク「あれだぁれ?女の人、?」
次の瞬間、ユンギさんの隣に並んだ女の人。
ユンギさんに負けないスタイルの良さ、遠目でもわかるサラサラな髪の毛。
仲良さそうに笑いながら歩いていった。
あなた「ほら、邪魔になっちゃうからね。」
グク「ヒョンとお話したかったのに。」
確かにあれはユンギさんで、隣に女の人がいた。
グク「ユンギヒョンのかのじょかなぁ?」
あなた「ふふ、そうかもね。」
「かのじょ」なんてどこで覚えてきたのか。
あなた「ジミンたち待ってる!早く帰ろ!」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。