あなた「みんなおやすみ。」
テヒョン「ぎゅーして、」
ジミン「おやすみオンマ。」
グク「ポッポ、、」
朝はあんなにお兄さんだったのに、寝る前はまだまだ赤ちゃんな3人。
一日中バタバタして、疲れてるはずなのに。
さっきの光景が離れない。
あなた「彼女、、か。」
ユンギさんに告白された時を思い出す。
あれから、人の気持ちが変わるには十分な時間が経った。
仮にあの人が本当に彼女だとしたら、あれほどお似合いな2人はいないだろう。
私なんかより何倍も。
ただ、ただ少しだけ。
気になって、心がモヤモヤするのはなんでだろう。
ジミン「、、オンマ?」
あなた「ん?どうした?」
ジミン「考え事してる?」
あなた「ふふ、ううん。」
ジミン「あのね、内緒の話してもいい?」
あなた「うん。いいよ。」
暗闇の中。
お互いの顔がほとんど見えない中、ジミンが話し始めた。
ジミン「僕ね、女の子に好きって言われたの。」
あなた「え?」
ジミン「嬉しかったけど、どうしたらいいか分からなくて、」
あなた「付き合ってって言われたの?」
ジミン「ううん。ただ好きって。」
あなた「ジミンはその子のことどう思う?」
ジミン「うーん、、優しくてたくさん笑う子で、いいと思うけど、、」
ジミン「好きって難しい、、オンマの事は好きだけど、それとは違う好きなんでしょ??」
あなた「うーん、そうだね。違う好きだね。」
ジミン「難しいなぁ、、まだ分からないの、」
私の腕の中でこう呟くこの子が愛おしくてたまらない。
そんなことを考えるようになったのか、としみじみする反面、少し寂しくて。
あなた「お友達になって、ゆっくり知っていけばいいと思うな。そのうち好きって気持ちが分かるようになるよ。」
ジミン「そっか。」
ジミン「オンマも好きな人出来たら教えてね。内緒のお話ししようね。」
あなた「ふふ、うん。しようね。」
こんな恋の相談してくれるのも、いつまでかな。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!