第611話

気になる
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2023/04/09 12:00
あなた「みんなおやすみ。」



テヒョン「ぎゅーして、」



ジミン「おやすみオンマ。」



グク「ポッポ、、」



朝はあんなにお兄さんだったのに、寝る前はまだまだ赤ちゃんな3人。



一日中バタバタして、疲れてるはずなのに。



さっきの光景が離れない。



あなた「彼女、、か。」



ユンギさんに告白された時を思い出す。



あれから、人の気持ちが変わるには十分な時間が経った。



仮にあの人が本当に彼女だとしたら、あれほどお似合いな2人はいないだろう。



私なんかより何倍も。



ただ、ただ少しだけ。



気になって、心がモヤモヤするのはなんでだろう。




ジミン「、、オンマ?」



あなた「ん?どうした?」



ジミン「考え事してる?」



あなた「ふふ、ううん。」



ジミン「あのね、内緒の話してもいい?」



あなた「うん。いいよ。」



暗闇の中。


お互いの顔がほとんど見えない中、ジミンが話し始めた。



ジミン「僕ね、女の子に好きって言われたの。」



あなた「え?」



ジミン「嬉しかったけど、どうしたらいいか分からなくて、」



あなた「付き合ってって言われたの?」



ジミン「ううん。ただ好きって。」



あなた「ジミンはその子のことどう思う?」



ジミン「うーん、、優しくてたくさん笑う子で、いいと思うけど、、」



ジミン「好きって難しい、、オンマの事は好きだけど、それとは違う好きなんでしょ??」



あなた「うーん、そうだね。違う好きだね。」



ジミン「難しいなぁ、、まだ分からないの、」




私の腕の中でこう呟くこの子が愛おしくてたまらない。




そんなことを考えるようになったのか、としみじみする反面、少し寂しくて。



あなた「お友達になって、ゆっくり知っていけばいいと思うな。そのうち好きって気持ちが分かるようになるよ。」



ジミン「そっか。」




ジミン「オンマも好きな人出来たら教えてね。内緒のお話ししようね。」



あなた「ふふ、うん。しようね。」



こんな恋の相談してくれるのも、いつまでかな。





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