何度か皆さんから連絡は貰っていたものの、なかなか都合が合わず会えない日々が続いていた。
そんな中、ホソクさんからの連絡。
あなた「みんな、久しぶりにヒョンたちに会えるよ。」
テヒョン「ほんと?!」
ジミン「じゃあ、ダンス見せてあげようよ!」
グク「そうしよう!!」
発表会に来られなかった皆さんに向けて、作戦会議。
グク「ぐぅちゃんここで踊るね?」
ジミン「そしたら、僕がこっちでテヒョンがこっちね。」
まるでプロのダンサーのように、フォーメーションを話し合う3人。
いつのまにそんなことまで出来るようになったのか。
あなた「ふふ、早く準備して!」
テヒョン「おじゃましまーす!!」
グク「これあげる!」
ナムジュン「わざわざいいのに。」
あなた「美味しそうなの見つけたから。食べて?」
JK「久しぶりだなぁ!!」
ジミン「会いたかったぁ!」
ホソク「またおっきくなったか?」
ジン「いらっしゃい。」
あなた「ありがとう。」
お茶を出してくれたジンさん。
あなた「あれ?ユンギさんは?」
ホソク「ヒョンなら出かけてるよ。」
あなた「そう。」
JK「あ、あなた髪切ったね。」
あなた「へ?これ気づく?」
JK「そりゃ気づくよ。ね?」
JM「う、うん。切ったよなぁって思った。」
絶対に気づいてないグクさん以外の人達。
あなた「あんまり髪型変えないから。数センチしか切ってないのによく気づいたね。」
JK「ふふ、だってよく見てるもん。」
TH「おい、きもいぞ。」
ジミン「オンマ。ユンギヒョンいないね?」
あなた「お出かけなんだって。」
ジミン「そっかぁ。会いたかったな。」
あなた「そうだね。オンマも会いたかった。」
テヒョン「じゃあ、ユンギヒョンにはまた今度見せるってことでいいね?」
ナムジュン「お、何が始まるんだ?」
各々ポジションにつき始めた3人。
あなた「この前ダンスの発表会があったの。どうしてもヒョンたちに見せたいみたいで。」
ホソク「え!楽しみ。」
JK「ふふ、可愛い。」
あなた「いくよー?ミュージックスタート!」
私のスマホから音楽が流れる。
ジン「ふぉー!!いいねぇ!」
JK「かっこいいよ!」
オンマぁ、と甘えてくる顔が想像つかないくらいかっこいい顔で踊る3人。
音楽が終わる。
バッチリ決めポーズをした。
ホソク「え、普通にびっくり。上手すぎない?」
ジン「いや、俺よりも上手い。ほんと。」
JM「ほんとに楽しそうに踊るよね。それってすんごく大事なことなんだよ。」
ダンスを仕事にしていると言っても間違いじゃないみなさんからの言葉。
グク「えへへ、ぐぅちゃんダンス好き!」
ジミン「もーう。あそこ間違えちゃった。」
テヒョン「テテほんとじょうず〜!」
グク「もっと上手に踊れたら、ナムジュニヒョンになれる?」
ナムジュン「いや、ヒョンより上手だよ、笑」
ジン「間違えたーって悔しがるところもお前にそっくりだな。」
JM「周りは気づかないくらいのミスでも、自分じゃ納得いかないんですよ。」
間違えたことを気にして、私にベッタリなジミン。
あなた「ふふ、ほらご飯にしよ?」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。