第608話

発表会
3,021
2023/04/04 12:00
あの日からグクさんとは会えない日が続いた。



テヒョン「オンマー?明日ヒョンたち来れる?」



明日はダンスの発表会。


あなた「んーとね、じぃじとばぁばは来れるって。ヒョンたちは、、」



家族グループで連絡をとったところ、母と父は来れるとのこと。

オッパとジホは来れないみたいで、悔しがっていた。



あなた「ヒョンたちはお仕事だって。」



ジミン「そっかぁ。仕方ないね。」


グク「ぐぅちゃん、上手になったから見てほしかったな。」


テヒョン「じぃじとばぁばのために頑張ろ!」



ジミン「そうだね!」









街の小さなホールを借りて発表会。



あなた「お父さん、お母さんこっち!」



父「おぉあなた。久しぶりだな。」



母「いい席じゃない。よく見えるわね。」



保護者席としていい席を用意してもらった。



ドンヒョン「ヌナ、お茶飲む?」



あなた「あ、ありがとう。」



母「えっと、、そちらの方は、」



あなた「会社の後輩のドンヒョン。たまたま3人の教室の先生もしてて、」



母「そうなんですか。うちの娘がお世話になってます。」



ドンヒョン「いえいえ。こちらこそです。」



ちゃっかり私の隣に座っているドンヒョン。



父「そろそろ始まるみたいだそ。」




音楽が流れた。



幕が上がり、たくさんの子どもたちが並ぶ。



母「みんなかっこいいじゃない!」



あなた「ふふ、私の息子だもん。」



3人が一番かっこよくて、可愛くて、キレキレのダンスだった。



ドンヒョン「いやぁ、、まじでうまいな。」



「前の3人すごいね。上手。」



「1番目立ってるよな。」



後ろの保護者までこんなふうに言い始めて。



テヒョンと目が合った。



ドンヒョン「あはは。手振っちゃってるよ。」



全員でのステージ、グループごとのステージを終えた。



子どもたち
「ありがとうございました!!!」



たくさんの拍手に包まれて発表会が終わった。




ジミン「オンマ!!」



あなた「みんな上手に出来たね。かっこよかったよ。」



テヒョン「オンマのこと見つけて、手振っちゃったぁ!」



グク「じぃじ?どうだった?」



父「ふふ、一番かっこよかったぞ。」



ドンヒョン「さすがみんな。ヒョンより上手だったよ。」



ジミン「ドンヒョンがたくさん教えてくれたからだよ!」



ロイ先生「ほんとにすごいですよ。練習も頑張ってくれてたので、センターにしちゃいました。」



あなた「あんな目立つところ。ありがとうございます。」



ロイ先生「3人ともほんとに才能あると思います。ぜひ、続けてほしいです。」



グク「ぐぅちゃんずーっとダンスする!」



ジミン「僕もやりたいな。」



好きなことを見つけて、それに熱を注いで。



少しずつ大人になっていく3人。



母「じゃあ、、ご褒美にご飯でも食べに行こっか。」



テヒョン「やったぁ!!ハンバーグがいい!」



あなた「え、いいよ。」



父「これくらいさせてくれよ。な?」



あなた「ありがとう。」



ドンヒョン「じゃあ、またね。」



あなた「うん。またね。」



母「えー?ドンヒョンさんも一緒に食べましょうよ。」



あなた「ちょっと、お母さん、」



ドンヒョン「、、いいんですか?」



父「みんながお世話になってるみたいだしな。」



ドンヒョン「ありがとうございます!!」



あなた「、、もう、」



ジミン「みんなでご飯嬉しいな。」



そんなこと言われたらドンヒョンも連れていくしかないじゃないか。



あなた「分かったよ。みんなで行こ!」



あなた「あ、私トイレ行ってくるから。先行ってて。」


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