第604話

上の空
3,208
2023/03/24 12:00
次の日。



あなた「いってらっしゃい。気をつけてね。」



ジミン「オンマ、なんかあった?」



テヒョン「元気ないね?」



あなた「ふふ、そんなことないよ。」



ジミン「ぎゅーしてあげるから。お仕事頑張ってね。」



あなた「んふ、うん。ありがとう。頑張ります!」



ランドセル姿も馴染んできた2人。



昨日のことを思い出してぼーっとしてしまった私を元気づけてくれた。



グク「今日はぐぅちゃんがおやすみして、オンマのそばにいた方がいいね?」



しれっと保育園を休もうとするグク。



あなた「大丈夫!オンマ元気いっぱいだもん!」



グクを送り届けて仕事へ向かった。



ドンヒョン「おはようございまーす」



ドンヒョン「、、ヌナ?聞こえてる?」



あなた「ん?あぁ、ごめん。おはよ。」



ドンヒョン「どうしたの。」



あなた「ん?んー、、ちょっと疲れちゃって。」



休憩室にコーヒーを取りに行く。



「好き。」



グクさんからの言葉が離れない。


好き?


グクさんが?


私を?



どこを好きになるところがあったのだろうか。



ユンギさんも、テヒョンさんも。


私なんかのなにがよかったのだろうか。



後輩「あ!あなた先輩!」



あなた「おはよ。」



後輩「見てくださいこれ!」


あなた「ん?」



後輩「ジョングクの熱愛ですよ!」



あなた「嘘でしょ?」



後輩「ヨジャドルの子らしいんですけど、、」



あなた「は、はは、、なんだ。ビックリしちゃった、、」



私との写真じゃなくてよかった。


なんて。



後輩「はぁ、、私もこんなに可愛かったらジョングクと付き合えたのかなぁ。」



この後輩ちゃんはグクさんの大ファンらしい。



後輩「てか、ほんとに付き合ってたらまじショック、、」



あなた「ほらほら!仕事だよ!」



後輩「はーい、、」



席に戻り、SNSを開くと話題は熱愛で持ち切りだった。



相手は同い年のアイドルだ。


初めて見たけど、なんだこの天使は。


透き通る肌に、ぷっくりした唇。


大きなきゅるきゅるの目に、サラサラのロングヘア。


オマケに170cmはあるだろう、スタイルの持ち主だった。


なーんだ。



グクさんからの告白を少しでも本気にしてしまった私が馬鹿だった。



あなた「本気なわけないよね、」





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