外に出ると暗い闇がずっと続いていた。
所々に見える星が綺麗
たまには夜に散歩するのもいいかもしれない。
静かで落ち着く。
そう思った矢先、後ろから激痛が走る
何が起こったのか分からない。
ただ背中が痛い。
背中を触ると、手は真っ赤に染まっていた。
…え?血?なんで??
そこで私は理解した。
自分が " 誰かに "刺されたんだと
私は床に叩きつけられることを余儀なくされ
その場に倒れ込んだ。
その場に広がる紅い紅い私の血。
それが侵攻する度に抜けていく力。
力尽きたその先にあるもの、それは_
" 死 "
朦朧とする意識の中、1人恐怖に怯えた。
__誰か、助けて。
___さとみくん、助けて。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。