第45話

よんじゅうよん
32,596
2019/08/31 12:08
さとみside































病院に着いた時は、玄関に


報道陣の人でごった返していた。


俺はその人々の間を縫い、中に入った。
























































個室の中には、すとぷり全員と


天月さん達が揃っていて


皆は俺に気づいたらしく、道を開けた。


すると見える人物


ベッドに横たわる人物__あなた。


俺は呆然として、その姿を見つめていた。

















































さとみ
__あなたは…どぅ、なったの…?







































ようやく出た声は絞り出したような震える声で


今聞きたい事なのに、聞いてしまった後悔。


もしそれで「もう…」なんて返ってきたら


俺は立ち直れないだろう。









お願いだ、生きて。あなた…



























































ななもり。
………__一命は取り留めたよ





























すごく安心した。


まだ、死んでないんだ。


















































まふまふ
ただ、いつ様態が変わるか分からない程、不安定らしいんだ
さとみ
え…
そらる
つまり、__いつ死んでもおかしくない……って事だよ。
さとみ
ッ……


































なんだよ、それ。


あなたが、いつ死ぬか分からない?


目を合わせるのも、話すのも、笑い会うのも


もう、出来ない…?






















































こんな事になるなら


もっと早く話すべきだった。


伝えたかった。


例えあなたの迷惑になったとしても、


お荷物になったとしても、


知って欲しかった。
















































































































_____命に代えても惜しくないほど










あなたを愛してしまった、と。







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