今日から高校生活か
楽しみなことなんて大してないんだけど…
【教室】
なんか、人全然いないし
早く来すぎたかも
てか、座席表見たら隣のやつ女子なんだよな
安心したようなしてないような
あ、隣のやつ来たし
はぁ、こいつ良い奴なんだろうけど、
きっと俺の事知ったら嫌いになるんだよな
極力関わらないように…
〔入学式から1ヶ月〕
俺はずっと、極力喋らず
影を消して、、
過ごしている
中学の時みたいに、一軍で楽しく過ごしたい。
そう考えてる俺がどこかにいる。
でもよくあの悪夢が胸をよぎって
やっぱり、1人の方がいいやって思うんだ、
でも、1人で過ごすのは不可能に近かった、
あいののせいだ。
あいのは、登校してきてまず、
俺にこう声かける
流石に無視は酷いから
そう返すんだけど、
その後毎回毎回雑談が始まる
昨日のテレビの話とか、YouTubeの話だとか
そんなことが毎日続き
いつしか俺は、あいのにだけ心を開いていた
俺から声をかけることも多くなった
そんなある日、
突然あいのがこんなことを聞いてきた
俺が1番聞かれたくなかったこと___。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。