俺は自分が同性愛者だって気づいた時
なんでなんだって、
すごく悩んだ。
悩んで悩んで悩んだ結果
伝えたら、虐められた。
その時俺は、こんな人生もうどうでもいいって
そう思ってしまった時もあった。
そんな中、高校に上がって、
あいのに出会った
そして、ひなと達に出会った
中学の時とは違って
高校の友達は理解してくれた
まだまだ世間は同性愛者について
理解が浅い。
浅いが故に、
中学生の俺みたいに
差別、いじめが起きてしまったりもしている
そんな中で、理解してくれる人に出会えた俺は
『幸せ者だ』
そう思えた。
でも、俺だけ幸せになれても意味が無い
同じことで悩んでいる人が沢山いる
俺はたくさんの人に伝えたい
『好きになったのが異性だろうが同性だろうが、好きという気持ちは変わらない』
ということを。
そして、俺みたいな幸せ者がもっともっと増えて欲しい
俺はそう思っている。
※このお話の内容は全てフィクションです
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!