次の日の朝。
俺は、みなとへの気まずい気持ち以外、
いつもと同じように、教室に入った。
、、、
おかしい。
いつもならみんな挨拶を返して、
俺に近づいてきてくれるのに。
この日はみんな近づいてくることもなければ
挨拶を返してくれることも無い。
一瞬空気が凍りついて、、
また、俺が入ってくる前と同じように話し始めた
俺なんかしたっけ?、、
俺は考えた
でもよく分からない。
目の前が真っ暗になった
気がした、、
その場にいてもたっても居られなくなった俺は
教室を飛び出した。
そして一気に屋上まで駆け上がっていった
🚪ガチャッ
なんで俺
男子なんて好きになっちまったんだろ、
みなとにも、ひなとにも、めいにも、みおのにも、
みんなに嫌われたよな
俺ついてないな、
もういい、
これからは誰も信じない。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
この時俺は決めたんだ。
これからはずっと1人で生きていく
誰にも関わらないってね
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!