あっ、ペア北本くんとだ…!?
アニメでは確か笹田さんが北本とペアだったんだっけ?
私が居ることで変わったんだ…しかも肝試しは元々20人だったはずだけど私がいる事で22人になってたし…
北本くんと絡む事ないから新鮮だな…
北本って妹思いのめっちゃいい子なんだよね〜
なっなんか…気恥しい...
…
ペアになった私達は旧校舎のボロい階段を登っていた
わぁぁ待ってこれって
考えてみたらもしかして私も他の人みたいに気絶?して連れてかれる可能性あるじゃん
夏目達に会えないかもじゃん
気がつくと私と同じ制服を着た女子が目の前に呆然と立っていた
制服を着た彼女の顔には、大きな一つの目があり、それが冷たく光りながらこちらをじっと見つめていて、恐怖が全身を包み込んだ
ヒッ!!!!
足が滑ッッ
ドタドタドタドタ
北本は驚いて足を滑らせた私を庇うように抱きしめて一緒に勢いよく階段を転げ落ちた
!そこには穴の空いたボロい傘を被った浴衣姿の男性が立っていた…
あ、きっと今回夏目が名前を返す妖怪なのであろう
え?
傘を被った妖怪が無言で手を伸ばし、その冷たく長い指先がゆっくりと私の顔へと近づいてくる
あ…ニャンコ先生
気がつくと妖怪と北本くんの姿が見当たらなかった
あーそうじゃん!
これニャンコ先生が人間に化けた時の姿じゃんッ!
なっ何とか誤魔化せたァ…
…
ニャンコ先生は元の姿へと戻った
ニャンコ先生…いや斑はやれやれとため息をついた
わぁこれはさすがにどうやって誤魔化せばいいか分からないよ…
ガタガタ
突然瓦礫が落ちてきた
あっ良かった無事だった
「名前を返しに行く」「説得する」と夏目は少し強い声でそう言い、迷うことなく時雨の元へと走り出した
ガタガタ

















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!