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第6話

文化祭準備
先生
え~それでは、クラスでやる学園祭の出し物が決定したので発表します
学園祭、一ヶ月前。
ざわめくクラスの中、先生が厳かに発表した。
先生
1-5がやるのは『メイド喫茶』です
割れるような歓声。
「でかした、クラス委員!」とじゃんけんを勝ち抜いた彼らを労う声も飛ぶ。


人気の催し物に当たったことで、今クラスは沸きに沸いていた。
美麻アリサ
美麻アリサ
ミキ! ミキはメイドやるよね?
急にアリサが話しかけてきた。
裏方は男子と一部の女子。そして後はメイドとして宣伝や料理を運ぶのをやることになる。


私は。
栗原ミキ
栗原ミキ
裏方やろうと思ってたんだけど…
私にメイドなんて似合わないし、と言えば。
アリサがぷくっと頬を膨らませた。
美麻アリサ
美麻アリサ
ミキのバカ! もう! みんなミキのメイド姿を楽しみにしてるんだからね!
え?

私のメイド姿を?


私は首を傾げた。
青春なんて真っ平だが、クラスに協力しないわけではない。
やれと言われればメイドだってやろう。

でも、私のメイド姿が見たいなんていうわけのわからない人がいるんだろうか。


ぐるりとクラスを見渡せば、男子が少し頬を上気させてこちらを見ていた。
栗原ミキ
栗原ミキ
みんなアリサのメイド姿が見たいみたいだけど
こちらにはアリサと私しかいない。
ならば期待されているのは地味な私じゃなくてアリサだろう。
美麻アリサ
美麻アリサ
もーっ! 鈍いんだから!
アリサはため息をつき、私を悲しそうに見た。
美麻アリサ
美麻アリサ
でも、メイドはやってくれるよね?
栗原ミキ
栗原ミキ
……アリサもやるなら
どうせクラスの女子のほとんどがやることになるのだし。
了承すれば、男子たちが一気に歓声を上げた。


そんなにアリサのメイド姿が見たかったのか。
美麻アリサ
美麻アリサ
それじゃあ、気合いいれてメイド衣装作らなきゃね!
アリサがクラスに向かって言えば、みんな楽しそうに笑ってくれた。
女子生徒
栗原さん、いつもつまらなさそうにしてるし。
今回は気合いいれてかわいくするよ!
そう宣言されて、またクラスが盛り上がった。



発表されたのは、クラスでの催し物だけじゃない。

『ミスターコン』出場者もだ。
美麻アリサ
美麻アリサ
予選突破したのは……ふむふむ、なるほどー!
アリサの横から、張り出されているポスターを覗く。
そこには、アカネの名前もあった。

そして。
音静チヅル
音静チヅル
先輩! 僕のこと応援してくれますよね?
栗原ミキ
栗原ミキ
音静くん
彼もまた、選ばれていた。
確かにアカネとは違う方向で整った顔をしている。

ミスターコンの予選を突破し、学園祭の本選に出ることになるのも納得だった。
栗原ミキ
栗原ミキ
えぇ、もちろんよ。頑張ってね
音静チヅル
音静チヅル
先輩に応援してもらえたら百人力ですー!
音静チヅル
音静チヅル
では、僕はこれで!
軽やかな足音を立てて去っていく彼を見送る。
美麻アリサ
美麻アリサ
……これは、那津岡くんに強敵あらわる、かな
栗原ミキ
栗原ミキ
? ミスターコンのこと?
どっちも美形だよね
アリサが、私を見てまたため息をつく。
美麻アリサ
美麻アリサ
これだから鈍いのは……