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第1話

smile
1,320
2021/07/17 05:08
1度くらいお世辞でも良いから頑張った事を「頑張った!偉い!!」って褒められたいって



ずっとずっと思ってた。















でもさ、、どれだけ頑張ったって周りの人は同じことを普通にこなしてる。























私の名前は、川﨑あなた

高校1年生

私には2人の兄が居ます















皇輝)あなた今日塾だろ?


あなた)行かない


皇輝)なんで?なんかあった?


あなた)…


星輝)俺ら今から練習で事務所行くしな…


皇輝)あなた、塾行きな?


あなた)やだ


皇輝)行きなさい


あなた)いやだ


皇輝)あなた!!


あなた)私は皇輝や星輝と違うの!


皇輝)…


星輝)あなた…


あなた)わかった、行けばいいんでしょ?行けば。















私の兄川﨑皇輝と星輝はジャニーズJrの少年忍者所属で、、














2人とも頭が良い。















私の家系は代々中学受験をする事になっている。














私はその中学受験に失敗した。















第1希望の中学には入れず、滑り止めで何とかという次第だった。















そんな皇輝と星輝は第1希望に合格。















受験後両親は私に関心をなくした。















だって代わりはいくらでもいる。















私にはもう、用はないと。








高校受験も結局兄たちに届くほど高いとこには行けず、ピアノも結局兄の方が上だった。






先生)あなた聞いてる?


あなた)すいません、


先生)お兄ちゃん2人は優秀なのに、どうした?


あなた)…


先生)ここまで予習と宿題だ。


あなた)はい。









私が生きている意味とは、、





"川﨑"という名前を掲げる資格とは、、




ねぇ、何度頑張ったって無理じゃんか。















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