『……よろしくお願いします☺️』
私がそう言った瞬間照れたように笑う君。
👴🏻 : はぁ…、よかったぁ……
またひとつ、私しか知らない表情が知れた。
そしてあっという間に日々は過ぎ、
そろそろ1ヶ月が経つ頃。
忙しいおっぱと予定が合うことは
ほとんどなく、デートだってまだ
指が3本あれば数えられるほどしていない。
付き合う頃は、おっぱのこと全然知らなかった。
知っていたとしても、
ミンユンギって名前と、
私より2つ年上ってことぐらい。
告白されて、ただ興味本位で付き合ってみた。
ただずっとそばにいるうちに、
私をすごく大事にしてくれる彼の優しさに気づいて、
いつもツンツンしてるのにたまにデレてくるところ
可愛いなぁ、なんて思ったり。
とにかく、言葉ではまとめられないほど
私はおっぱのことが好きになっていた。
大好きだから、ずっとそばにいたい。
大好きだから、支えたい。
だけどおっぱは忙しい。
頭ではわかっていても、
やっぱり寂しさは滲み出てしまう。
そんな時だった。
おっぱが私にかけてくれた言葉。
👴🏻 : な、一緒に住まねぇ?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!