─道枝side─
どうやら、長尾を怒らせてしまったらしい。
「来て」って腕を掴まれて一言言われて、ベッドに投げられた。
「ながお…?」
「手、こうして?」
「??」
長尾が、お手本を見せるように、目の前で恋人繋ぎしてて、俺も、自分の手を恋人繋ぎの形にした。
「片方手開いて」
言われた通りにそうすると、開いた方の手に長尾の手が絡んできた。
なにこれ。俺の手が、俺の手と長尾の手に恋人繋ぎされてる。
そのままグイっと上に持ってかれて、ベッドに押し倒された。
「ふっ、言う通りできて偉いな」
そう、ニヤッと口角を上げた長尾に、口内が犯されていく。
「っ、んむっ、、んッ///」
「っ、ふっ」
「っ!んんッ!」
「ふっ、みっちーの弱いとこ、もう一個知れたかも笑」
「もっ、もうやだっ」
「んー?聞こえへん」
「んっ!ん!?」
ちょっと待って!!手!手動かへんっ!
俺がいくら手を解こうとしても、長尾の手が俺の指にちゃんと絡んでて、手を動かせない。
「(やっと気づいたみたいやな。自ら自分を拘束してるって)」
「んんッ、、っ、ん゙ッ!」
「(上顎、舌でなぞられるのそんな好き?笑)」
やばいそこ。上顎舐められるの、ゾクゾクして…
「ん゙ん゙ッ!」
「はっ、イきそうやったやろ」
「はぁっ、はぁっ」
イきそびれて、熱が逆流してくるのが分かる。
長尾は、やりずらそうに片手でズボンと下着を脱がしてきた。
「はぁ、、で?なんか言うことある?」
「えっ?」
「ないみたいやな」
「ぁ!ちょっ!」
さっき寸止めされたばっかやから今前弄られたらすぐっ
「んぅ゙ッ、うっ、はっ、はぁっ、イくっ////」
「イく?」
「っあ!もうっ、も、はっ!イッ!」
「ふっ笑」
「はっ、はぁっ、なんでっ、なんでっ」
「どうしたん?」
「ひっ、ぃっ、っは、はあ、っい!イグぅ!」
「んー?そんな腰反らしてどうしたん?笑」
「もっ、はっ、イきたっ、っ」
「イきたい?ふっ、気が向いたら?笑」
「ながっ、んッ!ん、はっ!ぁッ、くっ」
「あぁ、イきそうやな?笑」
「ふ、うっ、ぅん゙っ!んくっ、はっあ、イッ!」
「あーあ、そんなビクビクして笑」
もう無理っ、何回これ続けるん?触られてもないのに、体の痙攣が止まらない。
長尾の早い手つきで扱かれて、先っぽ弄られて…
イくって絶頂の直前で、動きを止められてイけない。外に出せずに逆流する。
それをまた1回、2回と続けられて、もう体が限界に近かった。
「なあ、なんも言わんつもり?」
「っ、えっ」
何を?長尾が怒ってるのは分かってるけど、なんで怒ってるのかは身に覚えがなかった。
「はぁ。まぁいいけど。それならそれで」
「うぁっ…!?はっ、はっ、はあっ」
「あぁごめんごめん。急に入ってきてびっくりした?」
なにこれっ、、指よりも太くて、長尾のよりは細い。
「あっ、いいもの付けたる」
「ぅっ、はっ、はぁっ、何っ」
「なんやと思う?これ」
「え、え、なにすっ」
「あーもう、片手使えへんの不便やな」
そう言って、やっと手を解放してもらえた。でも、代わりにコックリングってやつを付けられた。
「みっちーが言わんのやったらこうしてるだけやから」
って、ナカに入れられたこれにスイッチが入って、動きだした。振動もあるし、ぐにゃぐにゃ動いてる。
「んん゙ッ、はっ、ながおっ」
「ふっ、そんな簡単にイかせるわけないやろ。言っとくけど、自業自得やからな」
「うっ、はっ、はぁっ、俺なんかしたっ?」
「自覚ないんや…」
身に覚えがあればすぐ謝って誤解解くなりなんなりするけど、分からないんやもん。今テキトーに謝ったところで、「何に対して謝ってんの?」って聞かれたら終わりやし…
「あ、へぇー。これ色々できるんや。やってみよ」
独り言のように小さくそう言った長尾は、ナカに挿れられてるこれをいじった。
「あ゙ッ!っう、はっ、はっ、っながっ!」
「イイとこ当たる?笑」
「んん゙っ!ィく、っはあ、イグッうっ!」
「···?あーあ、メスイキしてもうた?笑」
「ん〜〜〜ッ!んくっ、ん゙ッ!」
「ふっ、そんないい?ずっとイってるやん。イかせへんって言ってんのに」
って、低い声で言われて、怖かった。
これはダメやと思ったのか、ナカの物は抜かれた。
「はぁーっ、ほんまに分からんの?」
「っ、はっ、ごめっ」
「そのごめんは何に対してなん。俺が怒ってる理由が分からんことに対して?俺は別のことに謝って欲しいねんけど」
ほら、、言われると思ってた。でももう、何も言うことないやん。謝るしかできないんやから…
「じゃあずっと黙っとき。絶対出させへんから」
「やっ、長尾ごめっ」
「はいはい」
って、怒った様子で、指を2本入れてきた。
「あっ、待っ!そこっ、っ、はっ、あっ/////」
何度も解してくれてる長尾には、俺の弱いところは見抜かれてて、そこばっかり攻められた。
イきそうになると、やっぱりイかせてくれなくて、直前で指を抜かれる。
「うぅっ、っは、はっ、ごめっ、んんッ/////」
「はっ、だから何が」
「っう、大橋くんの、はっ、上に乗るからっ?」
「はーっ、あーね」
「あ゙ッ!?イっ!っは、はっ、はぁっ、うっ、違うんっ?」
違ったみたいで、前立腺思い切りグイ〜って押されたあと寸止めされた。
「ふっ、ぅっ、流星くんとっ、はっ、くっつくからっ?」
「別に。俺もくっつくし」
「じゃあなっ、あ〜〜ッ!っう!/////」
無理っ。もう、イきたいっ。出したい。弱いとこグリグリされると、イきそうになる。
「うっ、っ、はっ、恭平っ?」
「高橋くんとなんかしたん?」
「ゔッ!なにもしてなっ!/////」
「じゃあなんで名前出すん?心当たりないんやろ」
「はーっ、はぁっ、はっ、あっ、ん゙ッ/////」
これ、俺が正解に辿り着くまでやられ続けるん?そんなの、あと何時間かかるんっ。
「分かんなっ、っ、っう、はっ、んっ」
「泣いててもいいけど、続けるで?」
「うっ、やっ、嫌やっ、っ!」
「嫌とか言える立場ちゃうやろ」
「あぁっ、ッんん!もっ、うっ、イくぅっ/////」
何度もイけそうなのに、その直前でピタッと止められる。快感がなくなる。
「ふっ、我慢汁すごっ笑」
「はっ、はっ、ごめっ、ゆるしてっ」
そう言う俺を無視して、長尾はまた指を入れてきて、寸止めする。それを、10回くらいやられて、ソコが痛くて仕方なかった。
「なあ、ここパンパンやで?痛くないん?」
「い゙っ!った、いたいっ」
なんで触るん!?
「あぁ、ごめんごめん」
「うっ、もっ、もういいやろっ、はっ」
「なにもよくないんやけど。何がいいん?まだなんも解決してへんのに?よく言えたなそんなこと」
「あ゙ッ!くっ、ぅ〜ッ!ごめっ!ごめんっ」
また、また沸点に触れた。長尾の地雷踏みまくってる。
「はっ、丈くんっ」
「が?どうした?」
「丈くんとっ、色んなとこっ、はっ、行ったことっ?」
「で?」
「長尾にはっ、っ、なんもっ、うっ、報告してなかったっ」
「はぁ、、言いたいこと終わった?」
これじゃないんっ?これでもないん?やったら、もう、もうほんまに分からないっ。
「ごめっ、もうっ、分かんないっ」
「……俺がいるのにさ、無断でデートとかされると、腹立つ…」
「えっ」
「交換日記始めたとか俺知らんし。なんなんそれ。俺より丈くんとの方が仲良いやん」
「……っ、ごめん。ごめん長尾」
「…野球とか、見に行くんやったら事後報告でもなんでもいいから、俺に連絡して。公になってから知るこっちの身にもなって」
「ごめんっ」
「……俺もごめん。酷くしすぎた」
「いや、、俺が…悪い…」
「ええよ。イってええよ」
って、コックリング外して、上半身を起こしてくれた。
「長尾」
「ん?」
「キス、したい…」
「ふっ、うん」
そう少し笑った長尾は、噛み付くようなキスをしながら、パンパンに腫れたソコを握って、扱いた。
「んっ、んくっ、っ、むっ///」
「ふっ、、っ…」
「んぁっ、あっ、イくっ///」
「うん、イき?」
「んぅっ、はっ、ん゙〜〜ッ!/////」
やっとイけて、結構な量の白濁を吐き出した。
「痛い?平気?」
「はっ、はーっ、はぁっ、大丈夫っ」
「ん、良かった。もう疲れたやろ?あとは処理しとくから、寝てええよ」
「えっ、長尾のは?まだ、今日シてないっ」
「みっちーがしんどいやろ?」
「……いいから。挿れて?」
「っ、、もう…」
俺は、最後に長尾と繋がりたかった。多分、1回シたら疲れて飛んじゃうと思うけど。
「力抜いてて」
「ふっ、うっ、っく///」
「ん、、っ、、痛い?」
「ううん。大丈夫」
いつもの優しい長尾に戻って、さっき酷いことしたからか、いつもより優しく体を繋げてくれた。
でもやっぱり、1回シたところで力尽きて、起きた時にはもう朝やった。
隣でまだ長尾は寝てて、愛おしくて、ギュッと抱きしめて二度寝した。
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大変長らくお待たせ致しました🙇♀️
-SAYO-さん、ごんごばさんからのリクエスト、道長の寸止めです。
めちゃ長くなった…🙄
リクエスト、ありがとうございました!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。