先生「じゃあ、みんなバスに乗ったなー!委員長、点呼よろしく。」
あなたのあなた「はい!…各班、リーダーは点呼をお願いします!」
バスの入口付近から、声を張ってそう言い、全6班分の点呼を受け取る。
あなたのあなた「えーっと、私の席は…」
詩織・莉音「あなたのあなた!こっちこっち!!」
あなたのあなた「あ、2人ともありがと〜っ」
そう言って、私は2人の後ろの席に座ると、前の席から莉音が身を乗り出して、私の方を振り返った。
莉音「お疲れ様〜、委員長ーっ笑」
詩織「仕事量半端じゃないよね…大丈夫??」
あなたのあなた「もう、結構慣れてるから平気!今年で学級委員4年目ですから!」
山口「へぇー、凄いんだね!白布さんって」
通路を挟んで隣側、つまり男子側の席から、同じ班員の山口くんが会話に入ってきてくれた。
あなたのあなた「別に、凄くはないけど…やらなかったら、それはそれで気になっちゃうから笑」
詩織「ほんと…あなたのあなたって、お姉ちゃんみたいだよねぇ」
あなたのあなた「ほんと!?私、お兄ちゃんはいるけど下の子はいないからさー、実は憧れてた。」
莉音「あぁ、さっき話してたイケメンお兄さんね」
詩織「そうなの!?」
あなたのあなた「そんな事私は一言も言ってないよ〜笑」
山口「でも、ほんとに同い年って思えないくらい、しっかりしてるよね。ね、ツッキーもそう思わない?」
山口くんは、窓側に座って外を眺めていた月島くんに、そう話を振った。
月島「……どうだかね」
あなたのあなた「へ………?」
月島「僕は、白布さんが先生とか、同級生とか、色んな人にいい顔したいからだと思ってたけど?」
あなたのあなた「………………。」
山口「ちょっ…ツッキー!いくら何でもそんな言い方……!」
莉音「そうだよ!ね、あなたのあなたも月島くんの言ったことなんて、気にする必要ないからね!!」
あなたのあなた「あぁ、平気だよ。このくらい、言われ慣れてるから笑」
詩織「あなたのあなた…?」
あなたのあなた「…確かに、傍から見たら人に好かれたい典型的な奴かもしれない。」
あなたのあなた「だから、そう思いたいなら、そう思ってくれていいよ。」
月島「…別に、こっちだって好き好んで八方美人だなんて、思いたくもないんで。」
あなたのあなた「ご自由にどーぞ」
私はそう言うと、こっちなんか見てないと分かっていたけど、月島くんの方に爽やかな笑顔を向けた。
莉音「うわっ、こんなのでウチの班大丈夫かな…?」
詩織「…ほんと、月島くんとあなたのあなたのぶつかり合い勃発しそうで、なんか心配。」
男子「ま、何とかなるだろ。月島だって男なんだから、女子に加減ぐらいできるって。」
山口くんの前の席に座っていた、同じく班員の前園蒼太くんが、私たちの方に振り返りながらそう言った。
山口「ツッキー、女の子相手にそんなにムキになんなくても、」
月島「うるさい、山口。…別に、ムキになんかなってないから。」
…ねぇ、月島くん。
隣の席だからって、そんなに話したことも無かった。さっき(出発前のいざこざ)もそうだけど、月島くんはモテるからか、女子はそんなに得意じゃ無さそうだったのに……。
打ち解けるのに時間もかかる、覚悟だったのに…
こんなに突っかかってくるなんて、予想外だ。
……………………!作者より!………………………
急に5日も投稿せず、ごめんなさいっ!!
実は、4日後から、テストなんです…( ̄▽ ̄;)
この小説書き始めた時点で既に2週間前切ってたんですよ…(ま、自業自得なんですけど笑)
なので、まとめて小説出すかもしれないし、テスト終わるまでは小説出さないかもだし、何とも言えませんが……!
どうぞ、マイペースな作者にお付き合いください!
あと、最初のこの4、5話程は全然loveがなくて…さすがに作者も焦っております(ºωº;≡;ºωº )
6、7話以降から、love度満載でいくつもりなので、乞うご期待!!ってことで!!!
つたない作者の小説を読んでくださいありがとうございます!!
気軽に♡と☆押してね〜笑(ちゃっかりしてんな)
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!