第26話

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2026/01/23 10:42 更新









私.『先輩、お家行ってもいいですか』


ダメ元でメールを送る。

それに返信が来たのは数十分後だった。

辰.『今から? 危ないから俺が行くよ』
私.『いや、行かせてください』
辰.『んー、わかった、気を付けておいでね』


私は私にできることをしたい。

蓮の気持ちには応える事ができないけど、私は先輩が好きだから。

その事実を、ちゃんと私から説明したい。


インターホンを押す。

待っててと言われて待っているとすぐに先輩が出て来てくれる。

辰.「あなた…! どうしたの、」
私.「ごめんなさい、あの、」

  「この前、ありがとうございました」
辰.「この前? あぁ、お見舞いね。どーいたしまして」

先輩は優しく微笑むと、自分できていた上着をわざわざ私にかけてくれた。

私.「それと、あの」

  「…そのとき、蓮が言ってたこと、覚えてますよね、?」


先輩の表情が一瞬曇る。

でもその後すぐに、笑顔を作ったのが分かった。


辰.「あーーー、起きてた感じ、?」
私.「…はい、ごめんなさい、」
辰.「んや、全然いーのよ。」

  「ただ俺もさ、今まで色々かっこ悪いとこ見せちゃったし、反省はしてたんだよね」

先輩はいつものように優しく私の頭を撫でた。


辰.「あの子…蓮くんだっけ? すっげえ真剣な目しててさ」

  「気抜いたら、本気であなたのこと取られそうで嫌なんだよね」






辰.「だからさ、」








辰.「受験があるとか色々言い訳しないで、もっとちゃんとあなたと関わりたい。」

  「ちゃんと、俺の彼女として。」




辰.「俺の悪いところも、あなたのことも、全部知りたい。知って欲しい。」

  「他の誰かに入ってきて欲しくない。」



辰.「なんか長々と喋ってまとまんなくなっちゃったけど、とにかく、俺の気持ちは誰にも負けないよってこと。」

辰.「だから心配しないで?」



優しく笑う先輩のその表情が、

頬に触れてくれる綺麗な手が、



眩しくて、暖かくて、




心配しすぎなくても、


きっとこの人は私のことをちゃんと好きになってくれる。

だから私も、これからもっともっと先輩の隣で居られるように、

胸を張って、先輩の彼女で居られるように。



私.「先輩の気持ち、聞けて良かったです」
辰.「なんか恥ずいこと言った気がするわー、」
私.「めっちゃカッコよかったです!嬉しかったです」
辰.「…そ? なら良かった」




私.「……先輩、」

辰.「ん?」



私.「好きです」







辰.「ふはっ、うん、知ってる。」


  「俺も、好きだよ」











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